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土崎空襲を語り継ぐ 『土崎港(みなと)被爆市民会議』

夏の空襲展閉じる~多数のご来場に感謝

2024.09.05 01:19

  8月2日開催の「戦争と土崎空襲展」並びに「東海林良市氏 回顧水彩画展」は9月1日に閉幕しました。

  今回の空襲展には、秋田市の内外、さらには他県から多くの方々がお見えでした。自由研究のテーマにと訪れた親子、北海道や東北ををめぐる旅の途中で訪れた方、テレビでこの空襲展のことを知り勉強をしに訪れた秋田市在住のスペイン人の若者、法事で県内に帰省した兄弟を連れて伝承館を訪れ空襲展を見学した方、などなど。中には展示を見に来た親子がスタッフと話すうちもっと詳しいことを知りたいと、翌日友人と親たちを誘って再来しミニ講話会を開くことになったケースもありました。これまで以上に、東海林氏の水彩画や、空襲展のパネルや遺品、書籍などの展示物の一つ一つにじっくりと見入る姿が多くみられ、関心の強さがうかがえました。

 お話やアンケートの中では、「土崎空襲がこんなに悲惨な出来事だったとは知らなかった」「東海林先生の作品を見る事が出来てよかった」「二度とこんなことが起こらないように、語り継いでいかなければ」「この空襲展は続けてほしい」「また来たい」、、、などとの声が多く聞かれました。

 ご来場いただいた皆様にこの場を借りて心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。またのお出でをお待ちしております。


 以下、アンケートの記述をいくつかを掲載しますので、ご覧ください。

 「2回目です。自由研究に調べたことを書きました。今日はお父さんを連れてきた。」(8歳)

 「せんそうだけでもたくさんの人のとうとい命が失われているのに、空しゅうもおき、その空しゅうでもたくさんの命が失われていて、なんとざんこくなんだと思った。」(10歳)

 「土崎空襲で多くの死者が出たことに驚きました。「ペリリュー」という本、買いたいと思います。とても勉強になりました。」(10代)

 「くわしく説明をしていただいて大変勉強になりました。土崎空襲と戦争の恐ろしさをよく分かりました。太平洋戦争についてもっと調べたいと思います。」(20代、スペイン人)

 「かんどう話はたくさんありました。こんなことがあったのは知りませんでした。この公開のおかげでたくさん学んだ。戦争はおそろしいことだと覚えましょう。」(同上)

 「祖母や両親から話を聞いたことがありましたが、実際に写真や新聞を見るとどれだけ苦しかったのかと心に来るものがありました。現代を生きるものとして知るべき真実だと思いました。」(20代)

 「授業で実際に戦争に行った人の話は聞いたことがありましたが、ここまで詳細には知りませんでした。終戦記念日に来ることができませんでしたが、折々に来るべき場所でした。」(20代)

 「福島県から来ました。郡山も化学工場があり空襲で大変な思いをした市です。こんな思いを未来の子どもたちには絶対にさせてはいけないと思いました。」(40代)

 「本や報道によって知ってはいましたが、今日実際に展示物を見て考えることができました。来年はギャラリートークなどに来てみたいと思います。ありがとうございました。東海林先生の絵をこの場所で見られたのも良かったです。」(50代)

 「旅の途中で訪れました。原爆を投下された広島、長崎、戦場になった沖縄などは戦争のことを知る事、見る事ができるが、他の地域の惨状を伝えてくれる施設など無いので、土崎空襲を知れてよかったです。これからも伝え続けてください。」(50代)

 「幼い頃に土崎に住んでいました。小学生の頃に学校で土崎空襲について学びましたが、まさかこれほどに悲惨なこととは知らずに生きてきました。今日、土崎みなと歴史伝承館さんで知る機会があり嬉しく思いました。ありがとうございました。」(50代)

 「こんなにひどいものだとは思っておりませんでした。この戦争で多くの人が命を落とし家族や友を失くし、こんな悲惨なことはありません。平和だと思っていたこの時代でも世界のどこかで戦争をしていることは許せないです。戦争は人間同士の殺し合いです。一日も早く終わるように祈っています。」(70代)