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東北大学 学友会男子ラクロス部

【対談】31期コーチ対談

2024.09.05 11:49

昨シーズン部活を引退し、今シーズンコーチをしてくださっている、早川崇さん(Aチームコーチ)、両川颯一郎さん(Bチームコーチ)、竹島湧真さん(1年チームコーチ)にお話を聞きました!日々チーム全体を様々な視点から見ているみなさんに、現役目線・OB目線・コーチ目線で話していただきました。


司会:本日はお忙しい中ありがとうございます!まず最初に、現役部員からOBになってどうですか?OBの中でも現役と1番近い立場だと思いますが…。

両川:責任感じる。プレイヤーの時は勝ち負けの責任を全部自分たちが負ってると思ってた

けど。Bチームは戦術の解像度の高い選手がいないからかもしれないけど、負けたとき「こうすればよかった」とか責任を感じる。

竹島:福島戦とかね。

両川:うん。めっちゃ感じる。

竹島:現役の時はね、コーチが悪いなんて思わないけど。

両川:うん、コーチになってみて、(負けたのは)コーチが悪いなって感じる。

早川:スパカの慶應もZONE続けた結果4失点して「うわ~、(タイムアウトで流れを)切れば良かったな…」って。

早川:あと開幕とか見てて思ったけど、試合やりたい!ってなる。

竹島:わかる。そっちのが強いわ。俺が出たい。

早川:現役の時間はもうないんだって。そこがね。

竹島:うらやましくて仕方ないよね、試合に出れるっていう。開幕も応援してたけど、応援2:俺が出たい8くらいだった。(笑)

両川:実際そうだよな。

竹島:うわ…俺が決めたい、俺を出せ…!ってなる。(笑)

両川:遠征したいってめっちゃ思うもん。他校と試合したい。

竹島:あれが一生ないんだぜ俺ら

両川:めっちゃ楽しかったよな、色々。

早川:ないもんな、もうあの熱量、あの歓声

竹島:あの熱量、あの歓声。からの、遠征からの温泉まじ最高。あんな気持ちいい風呂ないぞ!

早川:1個1個を(現役には)大事にしてほしいよね。

両川:感情の起伏小さいもん、コーチからすると。勝ち負けとかに関しても。嬉しいけどね

司会:サポーター側になったという実感はありましたか?

早川:俺とゆうまはOBOG総会行ったじゃん。あれ行くと、どうにかしたい側というか、もうちょっと現役に対してなんかしてあげたいと思った。

竹島:あんまりないなって思うよね、今俺らが現役にやってあげてることが。俺も一流のコンサルタントになったら(チームに)コンサルとしてつくかも(笑)

両川:コーチってめちゃくちゃコンサルだけどな。

早川:現役はOBにお願いする立場だけど、今度は俺ら発端だから。OBも増えてきて今が変わりどきだと思う。

竹島:変わりどきだね。




司会:OBといってもまだ部の中で関わっている立場だと思いますが、こんなことが部に求められてるなと感じる部分はありますか?

早川:その土台作りかなとは思う。体制であったり。単発感がないようにしていきたい。   

竹島:仕組み化じゃない?仕組み化しないと継続しない。

両川:あとカルチャーじゃないかな。文化として根付いていかないと。そこをしゅう(早川)が言ってたみたいに土台として作っていかないといけないなと思う。

早川:代をまたぐと関心が薄れるものだと思うけど、俺らが関心を持ち続ける最初の代になれたらと。

(写真左から1年コーチ竹島さん、Aコーチ早川さん、Bコーチ両川さん)



司会:次に、なんでコーチをやろうと思ったのか教えていただきたいです!


竹島:コーチやらないと…もう生きていけないね。

両川:どういうこと?

竹島:ずっとラクロスやってきたから熱量をぶつける対象がなくなっちゃうじゃん。現役の時はコーチとかやらないだろうと思ってたけど、引退したら抜け殻みたいになるから結局あの環境を求めて戻ってくるみたいな。そんな感じじゃないかなみんな。

両川:俺は部への感謝みたいなとこだわ。

竹島:それもある。

両川:楽しかったし成長できたし、お世話になった環境に貢献したいなと思ってやろうと思った。現役のとき絶対やんないと思ってたけど。引退が近づくにつれて感謝が増していった。

早川:俺らも先輩達にコーチやってもらってたしね。

竹島:それめっちゃあるね

早川:繋がないといけない。俺らは全学1回戦で負けたけど、全学1回戦の先行ったらどんだけ最高なんだと。コーチ側でその景色を見てほしいって気持ちもあるけど、去年AT32期(#0吉田、#6柿崎)と一緒にやってて、こいつらに先を見てほしいと思う。南山戦やってる最中は最高潮って言うか、人生でも中々ないくらいの緊張感と熱量があった。すごい応援も来てくれて。後は感謝。

竹島:うん俺も感謝あるよ

両川:ゆうまは抜け殻になるからでしょ(笑)

竹島:まあ皆コーチやるから、頼まれてやらないっていう選択肢はないよね。

(2024開幕戦でのAコーチ早川さん:写真右)




司会:今年は特にコーチの数が多いですよね。では次に、各チームの現状や強み、課題の部分についてはどうですか?

早川:全体で言うとだいぶいいコミュニケーションが取れるようになってきてると感じてる。4年生が占めてるっていうのはあるけど、反省で皆で話してる。あとは試合中の空気づくりがいい。練習試合でもハーフも笑いが起こるような空気づくりが32期の良いところだなと思う。課題は…。最後全学で活躍するのって、なんか自信があるポイントでだと思うから、ひよらないために、全員に自信を持って戦える選手になってほしいなと思う。これはもうOD関係なく。何人かいるけど、もっと増えるとチームとして強いなと。

竹島:Bチームは?

両川:むずかしいな…。特徴は、コーチが多い(笑)。

早川:でもそれはね、あるよね。

両川:1個の技術取っても色んな考え方あって、マッチするしないがあるだろうから、色んな視点からアドバイスをもらえるのはいい。強みでいうと、メンバーが33期34期だから結束力はあるのかなって。課題は人間力?挨拶とか返事とか、ちゃんと声出して練習するとか。ほんとに体育会なの?って思うところとか、人としてあたりまえにできなきゃいけないところを直さないといけないかなと思う。遅刻多いとか。直さないと上手くなんないのかなと思う。あとは、目標の解像度が高い選手がいないと感じる。「Aに上がって活躍したいです」って言ってくれる選手はいるけど、そこに対してどれだけ本気で向き合えてるのか疑問になる選手が多いのが課題としてあるのかなと。

早川:だいぶ辛口めな…。正確に現状を分析してる。

竹島:辛口コンサル…。


(現役とプレーするBコーチ両川さん)



司会:例年のBチームと比べての印象はどうですか?

両川:元気がない気する。ガツガツ系が少ない気がする、他の代よりも。去年は芳秀(31期OB)いたし明るくやってた。立とかもバチバチにやってたじゃん。そういうやついっぱいいて良いと思うし、Aに行ってやるぜみたいなのあっていい。

早川:一歩引いてる感はあるかもね。

両川:入り込んでないよね、なんか。

竹島:怒りがない、自分がBチームだということに対する。

両川:うん、まあそんな感じかな

竹島:1年チームは始まったばっかりだから難しいけど…。

一同:(笑)

早川:もうすぐだぞ終わるの。

竹島:1年チームは例年より強度が高い。コーチが全メニューメットオンしてAチームと変わらない強度でボコボコにしようぜっていう方針だから。それでも今やってる1年生が頑張ってる。

両川:はると(31期OB)とか暴れてるもんな。

早川:ミニゲームとか見てても遠慮がないね、コーチの(笑)

竹島:全くないね。でも1年生結構あたりいいでしょ。コーチ楽しいね。やりがいすごい。

竹島:課題は、仕切る人があんまりいない。組織って段々そういうやつ出てくるけど、もっとチームを引っ張る系の人が出てこないかなと思ってる。原因の1個は、コーチが介入しすぎてるから主体性引き出せるコーチングをしていきたい。

早川:コーチ多いしね。

竹島:やってくれてる選手もいるけど、もっとやっていい。練習を1年生で作っていってほしい。もっとまわりに求めたりとか。段々良くなってる。魚を与えるんじゃなくて魚の釣り方を教えるっていうのをやりたい。それができないとコーチにずっと「ここどうしたらいいですか」って聞くようになっちゃう。両川:人数多い弊害だよねそこは。Bもあるかも。


司会:そこの課題に対して、どうしていったら乗り越えていけると思いますか?

早川:直近の関東遠征でかます。BJ戦とか小さい場でもどこでもいいけど、かます。それで咎めるチームではないと思う。その気概をもってチャレンジしてほしい。日々のシュー練とか積み重ねで身につくものもあるけど、それは無意識下であって、試合で80%まで発揮するためのもの。試合で100出せるのは自信あるやつだと思う。去年、ダメ押しの一点取ってひっくり返した関西ファイナルでもそういう場面あったけど。俺はその強さがなかったからこそ、勝負を決するプレーみたいな。日々の練習で勝負していくしかないかなと思う。試合近いけどターンオーバーに敏感にならずに、トライできる文化にしていきたい。


司会:Bチームはどうですか?

両川:言うようにはしてるけど難しい。Bコーチに絶大な信頼を置いて「この人達の言ってることは全部聞く」って状態にするか、人間力が勝敗に繋がる経験をしてその重要さを実感することが必要かなと思う。一歩引いてるから、主導してやろうぜ直そうぜっていうやつが出てくれば、と思う。

早川:むずいね。時間が解決するかもしれないし、個人のきっかけで芽生えてくるかもしれない。コーチは誰かがそうなってくれたときに絶やしたくないけどね。

竹島:きっかけを与えるとかだよね、コーチができるのは。

早川:与える、それをもっと燃やすっていう。難しいけどね、言うのは簡単だけど。

両川:言うは易しだけどね、むずいね。人間力ってくくっちゃうと言いたいことずれちゃう感じするけど、やるべきことを徹底できてないって感じ。人としてやばいっていうわけじゃなくて。


司会:ありがとうございます。1年チームはどうですか?

竹島:最近意識してるのは、反省で答えというか、コーチ目線の考え言っちゃうんじゃなくて、選手に質問して引き出すこと。それか、あえて聞き耳立ててどういう話してるのか聞いてみる。でも結局コーチいないと話さないみたいな時もあるから難しい。

両川:どうしてもそういう時はできちゃうよね。

竹島:そう、考え方教えようと。考え方の話をすごいする選手が自走できるような。

両川:コンサルじゃん。




司会:東北大にはA、B、1年と3チームあるわけですが、チーム同士互いに刺激しあえる点、力になれそうな点はどこだと思いますか?

早川:それこそ1年とBはよく一緒に練習してるよね。

両川:Bはほんとにそれだけで刺激になるからね。うまい1年生と一緒に練習してそいつにちょっと負けるとか、モチベーションになると思うけどな。

竹島:なるなる。1年生も上級生派遣すると刺激になるし、B対1年でグラウンドかけてミニゲームしてたり(負けた方が土グラ)もする。今年はゲームたくさんしようって方針だから。

両川:ゲーム感覚って大事だからな。

両川:Aに対しては、下から押し上げるような、こいつ化けるなって選手がいればAにも刺激になるだろうし。

早川:Bとの関わりはOFメインだけど、めっちゃ悩んでる。うーん、あえていえば、アクションがあるところには応えたいけど、それがないところに対してBに対して関与する必要はないかな。優しすぎるというか、ガンガンきてほしいかなと思う。俺主導でAチームにあげたとしても残るのは難しいと思う。それよりは自分でつかむ選手をあげたい。実は昨日も山でB練のぞいてたりはちょいちょいしてるんだけど。

両川:(AとBの)練習日ずらしてくれたのはありがたい。AとBの乖離してるところを自分で見に行ける。自分で見に行って埋めれる環境。

早川:そうだね。あとは、Aは応援来てくれてる場で圧倒的なプレーをする。GBも強度もバチバチでしっかり点取って。開幕戦も悪くなかった。下級生はそれで憧れを持って頑張ろうと思ってくれると思う。パフォーマンスにチーム全体の士気がかかってる。良い目標となれるような、希望を持ってもらえるようなチームになりたい。

両川:モチベーションになるもんな、Aが強かったら。こんなもんかって思ったら嫌だもんな。

早川:希望を持って育てていきたいよな。俺ら1年の時も日本代表の清さん(28期OB)、大輔さん(29期OB)、ゆっぴさん(29期OB)っていて、憧れて、一緒に練習できる…!ってなってたもんな。

両川:あのそうま(31期OB)でさえ言ってたもんな、「大輔さんと筋トレできるなんてありがたい機会だよな?これってすごいことなんじゃね?」って。(笑)

司会:今年は各チームのコミュニケーションもかなり多いなと感じます。

竹島:俺Aのアド参加してるもん。

早川:1年とAのグラウンドが一緒になるタイミングでね。

竹島:まだプレイヤーでいたいという気持ちが強い。(笑)

両川:抜け殻になっちゃうもんな。(笑)

竹島:感謝もしてるけど。

早川:まあ1on1は色んなタイプとやった方がいいからね、それはありがたい。

両川:そうだね。


(現役とプレーする1年コーチ竹島さん)


司会:では最後に、各チームの注目選手をお願いします。

早川:あえて健生柿崎。

竹島:あえた。

両川:あえたね。

早川:シーズン初期からレベル高いことを要求されてる。ガンガン引っ張ってる中で悩んでるシーンはたくさんあった。NOTIONで反省出したりAチームでまとまっていくためにアプローチを変えていく中で、人間的にも成長してると思う。そこを全国の舞台でかましてほしい。去年AT一緒にやってて思い入れもあるし。相手チームに注目もされてると思うけど、それ超えて頑張ってほしいなと思う。「シャットされても対策はしてるんで」って記事にも書いておいてもらって(笑)

両川:俺らのこの対談他大の人見るか?(笑)


両川:BチームはDFになっちゃうけど、古木と軽石とかいいかな。自主的にというより、求めたときにちゃんと呼応してくれる、体育会っぽさがある。まだまだ技術的に足りてない部分はあるけど、もっとつんのめって頑張ってくれれば上手くなると思う。

竹島:1年は…。無難なの出したくないよね、お前か!みたいな。

早川:あえて無難なパターンはもう俺使ったからね(笑)

竹島:個人的に頑張ってほしいのはやまと。私情。(笑)頑張ってて声も出してるけど技術的にうまくいかなくて悔しい思いしてると思うから、報われてほしい。応援したくなる。そういう選手ってことも素晴らしい。あとは時間あれば結果がついてくると思うから、報われてほしいなと思います。




司会:これからチーム全体としてどうなっていきたいか、直近の目標などあったらお願いします!

竹島:Aチームから?

早川:Aチームからでいい?トリじゃね?

竹島:(笑)

竹島:今年色々変えた部分ある。1年コーチは1年チーム始まる前に全員関東の1年コーチにアポ取って話聞いてそれ取り入れたり、試合数多くしたり防具オン(して練習を始める)の時期早めたり、コーチがメットオンして練習参加したり…。これまでにない1年チームが出来上がってきてるなって感じはする。新人戦サマーで成果をみしてやりてえな、と思っております。

両川:課題のとこでも言ったけど徐々に良くなってる。例年より試合の機会が多いから、勝ちきれてない福島にBだけで勝てるように今年中にしていきたい。関東のBチームにも勝てるようにしていきたい。

早川:全学の初戦が関東。段々って言うよりはそこで大勝負って感じ。ファイナル終わってからの感覚が去年と違うと思う。なにより日本一目指してて、確実に目指せる位置にはいると思うんで。勝たせたい。

竹島:勝ってほしいねー。1回戦でそこ(関東一位)と当たれるのはいいね。

早川:対策を全部そこに注げるからね。

両川:期待しちゃうね。

早川:近年やっぱり関東一強だと思うので。勝ちます。

竹島:頼むわ。

両川:楽しみだわ。

司会:ありがとうございました!


(司会、編集:伊藤有沙)