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お客様の『背中を押す』ということ

2016.02.19 22:19

先日担当したお客様の話です




新規のお客様でカウンセリングしてみたところ



(お客様)

「いつも同じ美容師さんに切ってもらってたんですが、もっとバッサリ切ってもらいたくて…」



(僕)

そうなんですね、前回からそんなに間も空いてないので切った時はこのくらいでしたか?



「そうです。もともとロングヘアだったんですけど。でも本当はもっと短いボブが良くって…それに今の感じはちょっとパッツンすぎると言うか重たいと言うか…」



そうですね、この長さだと肩についてしばれるくらいはあるし、量もつまってて重たいですよね。



「でも担当の人が“〇〇さんは短いボブは止めておいたほうがいい”っていうからあんまり切ってもらえなかったんです…」




なるほど、それでひと月経ってこの長さでこの重さなんですね…









なんだか少し違和感を感じました










“止めておいたほうがいい”


っていつも担当している美容師から言われたら重たいですよね



なんでですかねー



僕が見る限りでは、そのお客様の髪質や輪郭に対して短いボブも決して合わないヘアスタイルではないんですが…


(さすがに止めるケースもありますよ。縮毛矯正がかかっていてパーマをしたいとか、黒染めした後に間をおかず色を明るくしたいとか…あまりに髪に負担が大きかったりする場合とかは)








ひととおりカウンセリングを進めて







やはりこの方は今よりも短いスタイルを希望していて



しかも慣れてきたらさらにショートにも挑戦してみたい雰囲気がありました!



自分の判断も短く切ったスタイルが似合うと思ったので






〇〇さんだったらきっと短いボブも似合いますよ!今まで長さと重さがあった分短くした時に少しボリュームが出やすくなると思うので、そこは見極めながら扱いやすいように調節して似合わせていきますよ!



『わかりました!よろしくお願いします』








そして思っていた通り


切る前は広がった髪が頭を大きく見せていたのが短く切った事でコンパクトになり頭と全身のバランスが整ったのでスタイルも良く見えるようになりました!







ヘアスタイルを変えるのって絶対勇気がいると思うんです。


しかも短く切った場合、また同じ長さまで戻すのって何年単位とかかかったりしますからね。





それでも切りたいと思った気持ちや想いはしっかりと受け止めないと。





その上で止めるのであれば、しっかり理由やリスクを説明して違う方法を提案するか



はたまたどうしてもやって欲しい…となったら僕はやってしまいます。


失敗に終わって“悪者”になってしまう恐れもありますが、料金をもらって任されている以上は




お客様の

『なりたい!』『やってみたい!』の背中を押してあげる


のが、自分たちの役割でもあるんじゃないかと…




もっと言えば

“悪者”

となってしまう事も自分の役割だと思ってます

(極論ですけどね。普段の提案は似合っていることや扱えるのが前提で、失敗するのが目に見えているのにどーしても!って場合のみで)




だからこそ!勇気を振り絞って言ってきてくれた『変えたい』に対して真剣に向き合って、背中を押してあげたいと思います!




あくまで僕の持論です…



またお客様のキレイ、かわいい、カッコいいを、作っていきたいと思います!



長々と最後まで読んでいただき、ありがとうございました!