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漢方薬店kampo's

お正月太りの体内クレンズ〜小寒〜

2019.01.06 01:37

新年明けましておめでとうございます。

kampo's薬剤師・薬膳師山口りりこです。

旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

多くのお客様にご来店いただき、心より感謝申し上げます。

本年もより一層、魅力的な店舗になるよう努めてまいりますので、変わらぬお引き立てご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

お正月は羽を伸ばしからだを休めることはできましたか?

その一方、お正月明けに悩ましいのが

年末年始の食べ過ぎ

ではないでしょうか。

年末年始は美味しいものが目白押しでついつい気が緩んでしまいます。

まずは胃腸を整えることからはじめましょう。


【お正月太りの体内クレンズ】

休暇明けはなんだかだるくなりがちでは?

それはお休み中に胃腸に負担をかけすぎたから、かもしれません。


食べたものはまず胃に、それから小腸、大腸を通って、体内に吸収されなかった不要なものを便として体外に排出します。

元気に働いてくれていれば問題はないのですが、負荷をかけすぎると

・胃もたれ
・便秘
・むくみ
・おなかぽっこり
・肥満
・だるい、疲れがぬけない

など、症状として表れてきます。


漢方ではとくに「脾(ひ)」が重要です。

「脾(ひ)」は食べたものからエネルギーをつくりだし、代謝を担います。

特に日本人はもともと「脾(ひ)」が強くないため、胃腸への負担が続くと疲れを溜め込んでいきます。

また、代謝が悪くなると、冷えやすくなったり、むくむなど肥満の原因にもなるのです・・!

お正月太りはまずは「脾(ひ)」をたてなおすことからはじめましょう。

気をつけたいのは

・塩分過剰にならない
・脂の多いものを控える
・冷たいものをとらない

さっぱり胃腸に優しい食事を意識しましょう


【体内クレンズおすすめ食材】

きのこ、大根、かぶ、豆類、味噌、プーアール茶


【お正月明けに嬉しい七草粥】

一年の無病息災を願う七草粥は胃腸に優しい自然の薬膳です。

セリやナズナなど独特な香りは気を巡らせ、解毒効果によかったり

スズナ=蕪、スズシロ=大根

で消化を助ける役割があります。

お粥にすることで胃腸も温かくなり、お米のエネルギーを消化に負担なく取り入れることができます。

ここで一工夫!

・胃のむかつきや口内炎など熱がこもっているとき

→大根おろしをトッピング

・寒さがつらい!冷えると消化がよくないとき

→おろし生姜、ねぎをトッピング

・むくみがとれない

→ハトムギや大麦など一緒にいれて煮込もう


最近では、スーパーに簡単にできる七草がゆやレトルトのものも売っています。

以前よりも手軽に旬を取り入れることができそうです。

お正月太りを長引かせないよう、お身体を見直してみてください。


【小寒kampo's前菜】

七草粥風ホットスムージー

1/6〜1/19