守り神
2024.09.07 16:19
風の時代に自分がやってみたいこと。その一つが「遠野物語を語る」こと。やったことはある、小学生のころに💦。地域の秋の演芸会で住民の前でご披露したことがあるということくらい。話したのは、頭に口のある嫁っこの話、だったかな、、うろ覚えだけども、鈴木サツさんと正部家ミヤさんの語りが好きだった。「むがーすむがす、あったずもな・・」お決まりの出だしフレーズではじまる。当時このお二人は姉妹で語り部をされており、姉のサツさんが亡くなった後はミヤさんがおひとりで活動されていた。私の祖母とミヤさんが同級生だったことから、よくかわいがっていただいた。そんなことも思い出して、再びむくむくやってみようかと思い始めている。
さて、私が生まれた家には守り神がいる。オクナイサマと呼ばれるその神様は、いきさつからして実に遠野物語的だ。
隣町からある日突然飛んでやってきた(もともとこの神様がおられた家は衰退した)。
稲刈り繁忙期に人の手も借りたい忙しさのさなか、ひょっこりと童が現れ稲刈りを手伝ってくれた。日が暮れて「はて、どごさ行ったべな?」と思って皆が探したところ、童のものと思われる泥の足跡が家の中の神様の前まで続き、消えていた。
戦地で祖父が濃霧の中で迷ったとき、この神様が現れ陣地まで手引きしてくれた。
遠野物語的でしょう?
高さは40センチほどで大きくはないけれど、永く永く我が家を守ってくれている。特に祖父は生前、自分の命を繋いでくれた神様として心から感謝、崇敬していた。
なんだかんだ言って遠野という土地が好きで、途切れずに繋がりを持っていたい。またサツさんとミヤさんの語り口調に身をゆだね、景色を思い浮かべながら、物語の一つ一つに没入してみようと思う。