当たり前の大切なもの。
昨日は実家に従兄弟が来てくれました。
私は仕事だったのでちょろっと顔を出したくらいやったんやけど。
お正月と言えば親戚が集まって
…と言うのが実はあまり好きではなく
どちらかと言えば親戚も家族も好きではなかったので
結婚をして家を出てしまって
やれやれと
長女的責任の肩の荷を
勝手に(笑)降ろしてしまった節があります。
私の従兄弟のタケシくんは
父方の唯一の男の子。
毎年奥さんと子供を連れて実家に来てくれるのだけれど。
遠くに住みながら、お盆やお正月はきちんとこちらに帰ってきて
で、我が実家に顔を見せにきてくれる。
お仏壇に手を合わせ
みんなでごはんを食べて
たわいもない昔話をして帰っていく。
毎年きちんと来てくれるよなー。
なんて話をしていたら
「あの子ここが好きなんやに。親戚が好きなんやに。自分が帰ってくることで親戚が集まったらみんながバラバラにならんとすむやん。ってゆうとったよ…」って私の妹。
タケシくんは親戚や家族の繋がりを大切に思っていて
自分がそこを担っていくことが当たり前のことだと思っている。
小さい頃からまぁ色々苦労があったけど
大学を首席で卒業し、あちらこちらで研究を続けながら
今は大学で教鞭をとっているいわゆる優秀な人(私的に 笑)
でもこの人が1番大切にしているものは、研究でもなく名誉でもなく「家族」
家族や親戚や人との繋がり。
母親を早くに亡くしているので、妹や妹家族のこと、父親のことを気にかけながら
自分も家族を持ち
家族も大切にしながら周りのみんなを大事に思っている。
いわゆる私が1番苦手とするところです…。
本来ならば、私が担っていかなければならないのに放置してしまっている部分を、あえてストレートにまっすぐに「当たり前の大切なもの」としてとらえているこのタケシくんの心に
なんか私の心が恥ずかしくなりました。
自分、ちっせーな。って思った(笑)
それでも、こんな私のことを「ゆみちゃん、ゆみちゃん」と慕ってくれるので
ゆみちゃんは、この従兄弟のタケシくんの気持ちに応えるべく
母と共に、妹と共に、我が家の主と共に
父のいなくなったこの実家で
来年も、親戚のみんなが来てくれるのを歓迎したいと思いました。
ここがみんなの集える場所なんや。
こーゆこと大事やな。ん。
って
いまごろわかってきた41歳。
おっせーぞ。おい。
って話です。
私の話。