その先へ
2019年1月6日
伊藤大輔牧師
使徒言行録16章1-10節
新しい年を迎えました。
新しい年、
私たちは今年がどのようになるか想像を働かせます。
抱負、計画、予定を思い描きます。
教会の未来への考え方。
教会のものの考え方。
どのようなものか。
聖書からその考え方を聞き取りたいと思います。
パウロは異邦人世界へと伝道に赴きます。
その際、テモテを共に連れて行きたいと考えます。
そのためユダヤ人たちを気遣いパウロはテモテに割礼を授けます。
この直前、エルサレムで開かれた会議では、
異邦人世界と教会との付き合い方の取り決めがなされた。
そこではわずかな食物規定を守るだけが進められ、
律法の厳守も、割礼の執行も含まれてなかった。
ところがその会議の直後パウロは割礼を行う。
ここに教会のものの考え方がある。
パウロは夢の中でマケドニアの嘆きを聞く。
マケドニア
それは今までの所とは異なりローマ帝国の主権が明確になっているところ。
ローマと異なる「神」、
これを持ち込むことは反発は当然のこと、かなりの危険を伴う。
それでもパウロ達はそこに行こうと決意する。
ここに教会のものの考え方がある。
教会のものの考え方。
パウロの二つの行為。
マケドニア伝道
割礼の実施
ここに共通しているものは何か。
近づいている。
パウロから見れば割礼を重んじるユダヤ人は頑ななものとしか思えなかったはず。
にもかかわらずその者たちを思いはかり割礼を行う。
頑ななものたちに近づく。
マケドニア
危険な所。
そこに赴く。
近づく。
伝道は教会に招くことと私たちは言う。
それは間違いではない。
ただ、教会に周囲のものを近づけることを伝道と考えるなら、
それは教会のものの考え方とは違ってくる。
クリスマス
12月25日
クリスマスツリー
これらは異邦人世界と近づいて定着したもの。
主イエスは、
神の御心は、
神がこの世界に降るということ。
近づく神。
それが福音だと私たちは信じ、告白をしてきた。
教会のものの考え方。
近づく。
仕える。
愛する。
私が動き出すことが常にその礎にある。
新しい年、この世界へと、すべてのものへと近づいていく
「愛」の奥深さを知る
神の御心を知る
神を知る年としたい