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水素ファンドにおけるファーストクロージングの完了について

2024.09.12 09:00

Japan Hydrogen Fund GP, Inc.
一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会
株式会社アドバンテッジパートナーズ
三井住友 DS アセットマネジメント株式会社


Japan Hydrogen Fund GP, Inc.(以下「GP」)は、一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会(以下「JH2A」)と株式会社アドバンテッジパートナーズ(以下「AP」、グループ会社を含めて「AP グループ」)の相互協力の下で設立を目指しておりました水素関連分野への投資に特化したファンド(以下「本ファンド」)に関し、投資家様より4億ドル超の出資約束を得て、2024年8月27日付でファーストクロージング(以下「本クローズ」)を完了したことをお知らせ致します。なお、本ファンドの組成に際して三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社が私募の取扱業務を担いました。

本クローズにリミテッド・パートナーとして出資約束をされた主要な投資家様には、(順不同にて)トヨタ自動車株式会社様、岩谷産業株式会社様、株式会社三井住友銀行様、株式会社三菱UFJ銀行様、東京センチュリー株式会社様、株式会社脱炭素化支援機構様、トタルエナジーズ様、株式会社福岡銀行様が含まれます。

本クローズにより、本ファンドは投資活動までを含めた全てのファンド事業を開始します。GPは本ファンドの運営主体として、①投資アドバイザリー業務及び運営業務サポートを提供するAPグループ、②協議会活動や448社・団体に上る会員企業との連携を促進するJH2A、並びに、③ファンド管理サービス及びサステナブル投資・日本裨益性評価の提供を行う三井住友DSアセットマネジメント株式会社(以下「三井住友DS」)の三者の協力の下、ファンド事業を推進して参ります。

JH2A とAPは、世界的な課題である気候変動への対応のため、日本のみならず世界の水素サプライチェーン構築に向けて、 ①水素需要創出、②スケールアップ・技術革新によるコスト低減、③事業者に対する資金供給、等の課題の解決を目的として、本ファンドの設立に向けて相互協力することに2023年9月に合意致しておりました。

2024年6月6日には、経済産業省(以下「METI」)より、インド太平洋経済枠組み(英文名Indo-Pacific Economic Framework for Prosperity、以下「IPEF」)域内の水素サプライチェーン構築を目指すため、本ファンド内にIPEF Windowのご設定を頂き、METIからの公式なサポートを得ることも発表されました。

本ファンドは、IPEF域内を含む全世界において、水素及び水素派生分子の製造施設、貯蔵施設、輸送施設、利活用のための設備、並びにこれらのインフラ設備への技術・サービス提供会社等へ投資を行い、METI並びに世界の公的セクター及び民間セクターとの協業を通じ、水素サプライチェーンの早期社会実装化とスケールアップを図って参ります。

JH2Aの事務局長である福島 洋は、本クローズについて次のように述べています。

JH2Aは、水素の社会実装に向けて、①水素の需要創出、②スケールアップ・技術革新によるコスト低減、③事業者に対する資金供給、の3つの課題を解決するために2020年に設立されました。設立当初より「③事業者に対する資金供給」の手段として、投資ファンドによるリスクマネー供給の検討を行ってきました。本ファンドの設立は、JH2A設立当初からの悲願です。民間各社や地域による水素プロジェクトの推進、政府による補助金等の政策支援と合わせて、本ファンドによる資金供給も通じて水素の社会実装を後押しし、水素社会の実現に寄与したいと考えています。

AP グループの共同代表であるリチャード・フォルソムは、次のように述べています。

AP グループとして、METI様の多大なるご期待とご支援を受けつつ、JH2A様と三井住友DS様と連携して本ファンドの活動を開始出来ることは望外の喜びです。また、本クローズに当たっては、日本を代表する水素のリーディングカンパニーであるトヨタ自動車様、岩谷産業様を始めJH2Aの主要な理事企業の皆様からも強いご信頼とご支援を得られたことは大変喜ばしく、誇りに感じております。APグループは、過去30年を掛けて蓄積してきたファンド事業の知見と経験の全てを本ファンドに注ぎ込んで参りたいと存じます。今後、水素関連領域におきまして、世界中の皆様とコラボレーションさせて頂けることを心より楽しみにしております。

三井住友DSの代表取締役社長 兼 CEOの猿田 隆は、次のように述べています。

三井住友DSとして、JH2A様及びAP様との協働により本ファンド事業の運営に参画できることを、大変光栄に感じております。CO2排出量ネットゼロ達成に対して水素社会実現は重要な課題であり、本ファンドは水素サプライチェーン構築に向けて、長期的な課題解決を目指します。三井住友DSは、資産運用でノウハウを蓄積してきた当ファンドの管理にあたってのミドルバック業務サービスおよび投資先企業のサステナブル投資評価の提供を行うことで、このプロジェクトに貢献して参ります。


【GPについて】

【JH2Aについて】

【APについて】

【三井住友DSについて】

【私募取扱業者について】

なお、本リリースは、GPらの活動に関して一般に公表することのみを目的としており、いかなる意味においても、本ファンドの持分その他の有価証券の購入又は応募の勧誘を構成するものではありません。


【本件に関する問い合わせ先】

三井住友DSアセットマネジメント株式会社 プロダクトマネジメント部 ブランドマネジメント室

JH2A共同会長(左から、牧野、國部、内山田)