Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

emi Blog

新年最初のお仕事

2019.01.06 06:48

新年明けましておめでとうございます。

今年もジャランアートグループをどうぞ宜しくお願い致します。


※上の写真はパパイヤの花(オス)※


今年の年始は雨、雨、雨の雨続き。


雨降って地固まる、そんな言葉を何度唱えたことでしょうか。


庭も道路もビチャビチャです。

そんなしっとりした正月を迎え、仕事初めの最初の作業は年末にお預かりしたネックレスの修理。


うちの会社のスタッフが誰しも一度は体験しているであろう、修理品のアクセサリーにまつわる不思議体験をちょっとお話し致します。


ジャランアートをオープンして21年。


様々なアクセサリーを修理してきましたが、修理依頼されるお客様はそのアクセサリーに対してとても深い思い入れがあります。


ずっとつけていたい。

お守りのような存在。

特別な記念のもの。

忘れ形見。


金額の安い高いに関係なく、お客様の気持ちを大切に思い、出来る範囲で現在も購入後のメンテナンスを受けております。

オーダーメイドで制作したその天然石とハンドメイドのゴールドTOPのネックレスは、きっとその方の1つの人生の節目の時期であったのでしょう。


研磨された新品の時の艶と輝きはなくなり、所々ビーズには傷が入り、持ち主の身体の細胞から出る汗や脂で、石そのもののまろやかな艶が出ています。


そして不思議な事にほんのり温い。


呼吸をしているようなオーラを感じます。 


ワイヤーが切れてバラバラになった彷徨えるビーズ達はなんだか寂しそう。


持ち主の身体の一部となったそのアクセサリーは私が制作した時と全く別物のアクセサリーになって帰ってきました。


このような感覚は修理の度に毎回ある訳ではなく、たまにある体験です。


天然石に限らず金や銀にも同じようなことがあるのです。

〈※天然ルビーのブレスレット、ブラックスターサファイアのゴールドリング、Kazu制作オリジナル18金バングル。

全て私の私物で15年以上愛用しているアクセサリーです。〉



〈※サファイアと18金のロングネックレス。これも15年もの〉


装身具とは太古から何らかの意味を持ち現代に受け継がれてきたものですから、持ち主の魂を感じるのも当然のことなのかもしれません。


新年早々に良い体験をし、誠心誠意お直しさせて頂きました。

〈お直し完了の天然石ラリマーのネックレス〉


翌日、無事持ち主の元に帰ったアクセサリーはきっとホッとしているはずですね。


年越しちゃってゴメンね…。


どうぞ末長く仲良くして下さいね。


《フィル店Facebook》

#石垣島 #八重山 #沖縄 #ハンドメイド #アクセサリー