and CURRY店主と農家の【往復書簡】----20240911
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いつもお世話になっている中里自然農園さんと、
文通(往復書簡)をすることにしました。
畑のことや暮らしのこと、聞いてみたいことをお手紙形式で公開していきます。
初めてのお手紙にお返事が来ました!(嬉しい)
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▼中里さんからのお返事はこちら
さらにお返事を書いてみたいと思います。
拓也さん、早紀子さんこんにちは。
お返事楽しく読ませていただきました。昨年、みんなでお邪魔した時の夏の中土佐が広がります。
阪神百貨店での催事、台風の不安がどっと押し寄せていましたが、無事二日共オープンできてとっても楽しい時間を過ごすことができました。そして終わった後のビールは最高でした。
中里さんのお野菜たちも大活躍でしたよ。ピーマン、なす、モロヘイヤを優しい豆乳のカレーにしました。このカレーのポイントはパウダースパイスを使わないこと!野菜のおいしさをダイレクトに伝えたいので、スパイスは最小限にとどめています。
そして今年からナスの切り方を変えました。今までは乱切りだったのですが、細く薄く切っています。とろっとカレーに溶け込みそうだけど、存在感がある!を目指しています。
大阪から帰ってきて届いていたお野菜が、里芋、新生姜というラインナップで秋の気配を感じています。(里芋はスタッフでつまみ食いが多発しています!毎年恒例。)
お返事でいただいていた質問、
「ゆきなさんはカレーを作り始めて、キッチンを構えての一番の大きな変化は何でしたか?」
ちょっと考えてみました。
わたし、実はキッチンを構える前まで、お店を持つのは向いていない、と思っていたんです。お客さまのいるところに自ら出向きたい、と、とにかく動いていました。6年経って思うことは、お店って最高だな、帰れる場所だなということです。
いつもそこにある、というのはなんと安心感のあることなのだろうと思うのです。一緒に働くスタッフや、お客様にとってもそうであったらいいなと思います。キッチンという場所に、みんながそれぞれの安心感を抱いてほしい、そういう場所を作って行きたい、と心から思うようになりました。本当に大きな変化ですね。
変化をしていかなければならない、とも思うのですが、変わらないものがあるということも大切なのだなと最近感じています。(歳かな笑)
暑さも少しだけ和らいできましたか?東京はまだまだ暑いですが、あの地獄のような暑さからは解放され、ちょっとだけ過ごしやすい日々です。
毎年異常なほど暑い、とニュースでも度々流れてきます。環境の変化を東京にいるわたしたちも痛いほど感じているのですが、中里さんはどうお感じですか?危機感もきっと具体的におありだろうと思います。シェアしていただけることで、東京では感じられない実情が少し見えてくるのではと思って質問しました。
それではまた。
由希奈