大きなお世話
下記の記事によると、「OECD教育スキル局長のアンドレアス・シュライヒャー氏は、かねてより指摘されてきた日本の政府支出における教育費の低さについて、改めて苦言を呈した」そうだ。
Andreas Schleicherアンドレアス・シュライヒャーは、英語版のWikipediaによると、ドイツの数学者・統計学者だそうだが、何様のつもりだ。
世界100ヵ国以上でIQテストを展開するWiqtcom Inc.から、2024年の「世界で最も知的な国ランキング(Most Intelligent Countries in the World)」として、世界の国別の平均IQ(知能指数)ランキングが発表され、例年通り、日本は世界1位だ。
シュライヒャーが引き合いに出したスイスは、21位にすぎない。シュライヒャーの母国であるドイツは、23位にすぎない。
OECDは、2022年に15歳の生徒を対象に実施した生徒の学習到達度調査(PISA)の結果に基づき、世界76の国と地域を対象に教育ランキングを発表しており、日本は、「読解力」が前回の15位から3位に上昇し、「数学的リテラシー」は6位から5位に、「科学的リテラシー」は5位から2位になった。
OECD加盟国中、日本は、読解力同率1位、数学的リテラシー1位、科学的リテラシー1位だ。
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/#PISA2022
シュライヒャーが引き合いに出したスイスは、読解力がトップ10外、数学的リテラシー4位、科学的リテラシー9位にすぎない。シュライヒャーの母国であるドイツは、いずれもトップ10外だ。
つまり、確かに、日本の政府支出における教育費は低いが、それで十分に世界トップクラスの教育成果を達成しているのだ。
日本政府は、最小の経費で最大の効果を上げているわけであって、褒められこそすれ、批判される謂れはない。
シュライヒャーは、OECD教育スキル局長なのに、こんなことも知らぬのか。
数学者・統計学者のくせに、教育成果を考慮に入れずに、単純に教育費だけを比較して、日本に対して上から目線で苦言を呈する馬鹿なドイツ人にとやかく言われる筋合いはない。