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山羊座新月ー自分の未来に残したいものを選択する

2019.01.06 16:57


6日、10時28分、山羊座で新月(部分日食)を迎えました。


個人の領域でも、社会の領域に於いても、10ハウスの概念の再創造がテーマになります。


10ハウスの象意には、社会的地位や権力というキーワードがあります。

社会的地位や権力と言うと、ピラミッド社会のトップがイメージされるのではないでしょうか。

しかし、これからの社会は、ヒエラルキーの無いフラットな社会になって行きます。

そうなれば、当然、社会的地位や権力の概念は変わります。

水瓶座時代に社会的地位や権力を得るのは、地球規模での未来を考えた創造的な仕事をする人です。

個人の領域に於いても、自分の未来に残したいもの、人生を通して取り組みたいと思える事が、

社会的なポジションの確立に繋がります。


どちらも「未来に残す」ということ。

自分の未来に残したいものが、自分の未来を創り、

同時に地球の未来に残したいものがあれば、それは社会的な地位を確立するでしょう。



10ハウスには、仕事や天職という意味もあります。

占星術で仕事を見る時には主に2、6、10ハウス、及びMCを見ますが、

わたしはこの見方で具体的な職業を見るのは得策では無いと感じています。

何故なら、これからの時代は、そもそも職業自体の概念が変わるからです。


鏡リュウジさんのサイトにはこんな風に書いてありました。

占星術では、大きな成果が出る仕事、天職、やりがいのある仕事、
さらには義務的にしなければならない仕事などを、分けて考えていることが特徴です。

上に挙げた読み方は、この概念に基づいているのです。


確かに、これまではそうだったかもしれません。

でも、これからは、やりがいがあって、大きな成果を得られて、義務で仕方なくやるのではなく、

率先して楽しんで出来る仕事が天職となるのです。

仕事は、生きる為に仕方なくするものではなく、幸せに生きるためのツールになります。


更には、職業も多種多様化の時代に入ります。

「あなたの職業は何ですか?」と聞かれても、皆が好きなことを自由にやるので、本職がよく分からなかったり、

ちょっと回答に困るような、多くの人がオリジナリティに溢れた仕事をしていくことになるでしょう。

わたしがやっているリーディングでは「職業そのものを創っていく」というホロスコープの方もいらっしゃいました。

なので、これまでの読み方では、無理が生じると思うのです。



勿論、職業に繋がるヒントは得られます。

2ハウス、MCはこれまでの解釈でもヒントになると思いますが、

6ハウスに関しては、自分を犠牲にして行う仕事、義務的な仕事というニュアンスがあります。

これからの時代は自分を犠牲にして生きるという次元に存在しません。

なので、6ハウス=仕事として読むのはいただけません。

10ハウスに関しても、継続していくべきテーマであって、職業のヒントとは違う様な気がしています。


わたしは、ホロスコープそのものが天職を表していると思っています。

ホロスコープそのものを活かしてこそ、天職となるのです。



2018年5月15日に牡牛座に入った天王星が8月8日に逆行を開始、7日、順行に戻ります。

天王星が逆行に入るころ「自己の確立」がテーマとなっていました。

この時は、内面を整えるという意味の自己の確立でした。

天王星が順行に戻るこのタイミングで、再び自己の確立が促されていますが、今回は一歩前に進みます。

自分を世界に押し出すことで、自己を確立する。

これは、今年のテーマでもあります。


牡羊座の♅天王星は、自分の中の自己の確立でした。

牡牛座の♅天王星は、その自己を世界(社会)に押し出し、自己を確立します。


自分を世界に押し出すことで、社会的ポジションを確立、社会的な役割を見出し、

それを見つけることで、自分の軸をより強固なものにしていく。

自分を世界に押し出すのは、自己が確立していないと難しさがありますが、

自己の確立を重点的に学ぶ段階は過ぎていますので、同時に学ぶフェーズに入る様です。



「人との関わり合い」というキーワードも見えては来るんですが、なんて言うか、

ここで感じる人との関わり合いって言うのは、物理的な協力とは違くて、

それぞれが独立している様で、繋がっているような、

お互いそれを協力とは思ってないけど、お互いに与え合っている様な、

人との関わり合いなんだけど、関わり合い方が3次元的ではないと言うか‥

ちょっと表現が難しいんですが、そんな「ポリフォニー」と「共創」を感じます。



山羊座領域の書き換えに於いて、よく「頑張らない、努力をしない」という言葉を見掛けますが、

この言葉は誤解を生むと思います。

頑張らなくていい訳でも、努力をしなくていい訳でもありません。

辛い思いをして、涙を流しながら頑張ったり努力をする次元は終わります。

これからは、楽しみながら、頑張る、努力をする。

逆を言えば「頑張りや努力を楽しめるくらいに好きな事」をやりましょうってことです。



自分の未来に残したいもの、

地球の未来に残したいもの、

年をとって、死ぬ瞬間にもやっていたいと思えること、

それが、才能に繋がるでしょう。