台所

パンが主食のフランス

朝昼晩と必ずパンが出る

パンは長い棒状の日本でいう

フランスパンを何本もまとめ買いする

紙袋に入ったパンは口が開いたまま

台所にポンと置かれる

食事の前に大体食べる分をカットして

かごに入れてテーブルに出す

専用のカット板は

パンくずが下に溜まる仕組み

上手くできてる

残ったパンはそのまま放置

多少固くなるけど

ガッチガッチにはならない

数日かけて食べることもある

テーブルの食べ残しもそのまま放置して

次の食事にまた出す

全く問題ないけど

なんとなく何か掛けたくなる心境

冷蔵庫に何かしまうとき

ラップをあまりかけないのも

私には違和感

カサカサにならないのかな？

意外に大丈夫だったりする

果物や野菜もそのまま

外が寒い季節は外が冷蔵庫代わりになる

ちょっと野生チックな印象

面白いのが

テーブル拭きが存在しない

日本でよく見かける洗い物用のタワシ

これでテーブルを拭くのだ

ホームステイ先の３軒とも同じだったから

恐らくこの地域の主流なんだと思う

日本のコマーシャルで

ダスターを除菌しないで拭くと

テーブルに無数の雑菌が付きますよって

映像を思い出した

日本、除菌除菌ってやり過ぎだよ

これだって雑菌は無数かもしれないけど

何の問題もないじゃん

食べ物落として3秒ルールとか

話にならない

だってここは家の中が既に土足なんだから

子どもがハイハイもするだろうし

床に落ちたものだって食べるだろうし

だってラップとかしなくても

虫たかってないもん

現に手とか全然洗ってないことに気づく

もっと、たくましく生きようぜ日本

なんて思った

因みにこのタワシは

洗面台にも置いてある

汚したら自分で拭いてね的な感じかな

料理は基本的IHのよう

そして全く違うのが

鍋やフライパンがとてつもなく重い

途中焦げるかなと思いフライパンを

揺すろうとするも

片手で持ち上げられない

フライパンは日本の様な使い方はしない

具材を入れたらそのまま放置して

離れて他の用事をする

えっ？

大丈夫？

そろそろ見なくていいの？

と心配をよそに一向に戻ってこない

やっと戻ったと思ったら

チャチャっと具材をヘラでひっくり返して

またいなくなる

それの繰り返しで

長いときは30分以上やってる

不思議とこんがり焦げ目はつくけど

真っ黒にはならない

不思議な調理法

絶対に欠かせない台所の命

オーブン

材料をオーブン皿にパッパッと入れて

オーブンに入れて30分とか

食事のメインで出来上がるタイミングを

計算してスイッチを入れるだけ

手抜き料理の極み

上手く使いこなしてる

流し台は台所の大きさに比べて

かなり小さい

何でか？

一人に対してお皿は１枚か２枚しか

使わないから

大皿で盛って取り分ける方式で

不要な家事は削減されている

そして今時は食器洗浄機がある

日本はまだ主流じゃなくて

うちにもなくてと言うと、、、

時代遅れと言わんばかりに

「そんな大変な~絶対買った方がいいよ」と

私には、まるで

「まだ洗濯板で１枚ずつ川で洗ってるの？」

「洗濯機って知ってる？」

「絶対買った方がいいよ」的に聞こえた

はい、それ欲しいです