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生島尚美さんエッセイ / 新・バリ一代ドタバタ記 (メルマガvol. 79より転載)

2019.01.06 22:31

第11回 「私たち駐妻の購買欲をなめないで!」
 名言を生み、やがて「おしゃべり」が楽しみに。


著者近影、娘と。なぜ「子連れ」でインド旅行なのかと言えば…。



  皆さん、こんにちは! sisi生島です。 

  私、これを書いてる時点の6日ほど前までインド・デリーにいました。

  一瞬だけバリ島に戻ってから、日本・奈良に帰って来ています。

  2年ぶりのインド。またまた12歳の娘と母娘出張。

  前回の子ども付きインド-バリ間の出張の快適さが忘れられず、私から娘に「またお願いしても良いかしら?」と声をかけました。


  「えー、もう大人になるまで行けないと思ってた! 行く行く!」と二つ返事の娘。 

  インドでもバリでも、街中&税関で、信じられないような快適な対応が受けられる、という… 

  皆さんもハードな(そういう意味で)エリアに出張に行く場合は是非「子連れ」をお勧めいたします。


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  本筋に戻り、ジャカルタでの初の単独sisiイベント、嵐のようにお客さまが会場に詰めかけて下さって、3日分のつもりで持って来た在庫は8割売れてしまった初日!


  「急いで在庫を持ってジャカルタに来るように!」とお願いされたsisiのバリ人専務Kawiiは大きな段ボールを2個かついで夜の11時頃にジャカルタ到着(過去にジャカルタに半年ほど暮らしていた経験があり、本当に良かった! 普通のバリ人なら「行けません~~」と尻込みするところ)。


  ホテルに夜遅く到着し「慣れないところで眠れなかった! そしてやっぱり習慣で早起きしてしまった~」と専務。結局眠れたのは明け方数時間だったとのころ。そしてイベント2日目の会場とお客さまを見て、ごあいさつして(会場いっぱいのお客さまに「昨夜段ボール担いでバリから来ました~!」と紹介すると拍手が起こりました)、ジャカルタ滞在12時間でバリ島へ帰って行きました。


  後にも先にもない驚くほどの売り上げをたたき出したこの伝説の初回。あるお客さまに「生島さん、私たち駐妻の購買欲をなめないで下さいよ!」という名言を頂きました。


  全くのAWAYでのお茶とお菓子付きのお話会(初回でいきなり企画してしまいました)にも48人の方が参加して下さって、会場のカフェの方にも喜んでいただけたようでした。


  それにしても度肝を抜かれたジャカルタ初の単独「sisiイベント」。事故もけが人も出ず、なんとか無事に終わることができたのは良かったのですが、たくさんの課題が残りました。  


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・メインのお客さまであった方々が自家用車でいらっしゃるので「駐車場」が必要であること。 

 ・圧倒的なご来客数でその皆様のご希望に対する商品在庫を用意しなくてはならないこと。 

 ・お会計への対応他もろもろ。


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  そしてなんと言っても一番は「会場の場所が分かりづらかった」というご来場者の方々の言葉。


  しかし、同時に「そんな分かりづらい場所」にも関わらず、お店に入り切らないほどの方が来て下さったことに驚き感謝しました。 


  「初めて何かを行う」場合、大掛かりではなくても「とにかくやってしまう」というのがsisiの、私のスタンス。


  初めてこのイベントを行ったことによって上記以外のたくさんのクリアして行くべき問題が見えたと思っています。 


  また、実は私は2回目のバザーからsisiと同じようにバリ島のモノ作りをしている友人、ジャカルタの作家さんにも声をかけ参加してもらうようにしお願いしました。後に「売り上げが下がるじゃないですか、なぜそうしたのか?」とスタッフや友人に問われることとなるのですが… 


  もちろん初回の売り上げを大きく下回ったものの、まだまだ普通では考えられないほどのありがたい売り上げ。お友だち同士でおしゃべりしながら楽しそうにお買い物され、「次はいつですか? 今度はどんなお店が?」と声をかけて下さるお客さまたちの様子を見て私もとても満足でした。


  いろいろ教えて下さる方やお食事に一緒に行ったり、差し入れをして下さる方も増え、ジャカルタに行くのが楽しくなってきました。

企画した「持ち寄り食事会」の様子。これは楽しそう!



   3回目から「このイベントバザーは恒例のものにしたい。名前をつけるべきではないか?」とふと思い(その頃は他には人気の「カキリマ バザー」や「南極星バザー」がありました)、ウブドの家で夜中うーん、うーん、と考えていました。


  何か「まさにそれ!」という言葉があるのに、出て来ない時、ありますよね。「ここまで出てるんだけど!」という時。まさにその状態で、あれ、なんて言うんだっけな、なんか、ほら、荷物いっぱい持って、皆でわーっと行って、こう、ほら、砂漠とラクダ… 


  確か、この辺りのワードでGoogleで検索したはずです。 


  そして飛び出して来た単語が「Caravan(キャラバン)」だったのです。付くべき名前が降りて来た、というスッキリ感にあふれていました。  


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皆さんもご存知でしょうか? 先日タイで起こった悲しい事故、いえ、事件というのでしょうか。バンコクの駐在の奥さまが小さなお子さん2人を残して飛び降り自殺なさったと。 どんなご事情があったのかはもちろん私には詳しく分かりません。


  もし、相談出来る、愚痴をこぼせる友人知人がいたらどうだったのでしょうか?


   ジャカルタ(チカラン)でも私には予想もできないようなお悩みが皆さんおありなようで、お話頂くことも少なくなくて。それぞれのお立場(もちろん駐妻さんに限らずお仕事をなさってる女性、男性も)でそれぞれのお悩みがあるのだなと痛感しています。


  「次のCaravanが今から楽しみです」「おしゃべりまたしたいです!」というお客さまの声。  


  皆さんのインドネシア生活の「愉しみ」になれているのかな、といつも本当に幸せを感じています。


<次回の掲載につづく>