打たれ強く生きる
2024.09.11 20:01
古本屋で、110円で購入できる本のコーナーを眺めるのが好きです。思わぬ収穫に出会うこともあります。今日とりあげる本は、そのときに見つけた「打たれ強く生きる(著 城山三郎)」です。
1983年(昭和58年)に、城山氏が日本経済新聞に掲載していたコラムが、1989年に書籍化されました。ベストセラーでした。当時、企業に勤めていた50歳代の父が、20歳代だった私に「この本を読んでみろ。でも(公務員の)学校の先生にはピンとこないかな」と言いました。皮肉っぽく感じ、『誰が読むか』と思いました。
あれから30余年。古本屋の片隅で、110円になってしまったその本を見つけました。「あ~、この本だ」と思い出し、買ってみました。予想していたとおり、ビジネスマン向けの本でした。今の時代とそぐわない内容もありますが、そこに味わいを感じました。ことを成した企業人や著名人の生き方やエピソードが掲載されていました。「いい言葉だなあ」と思ったのは以下の2つです。
劇団四季の主宰者の浅利慶太さんは「この世界は不平等と思え」とよく言っていたそうです。確かに「平等だ」と信じていたら、不平ばかりこぼしてしまいそうです。
スイスの経済学者レオン・ワルラス (1834年~1910年)はこんなことを言いました。「静かに行くものは健やかに行く。健やかに行くものは遠くまで行く」。いい言葉です。「おうちカフェさんちゃん」もこうなるといいなあ。
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