地域別マリファナメディカルカード情報Part1
医療用マリファナの資格を得るためには、患者さんは自分の州の適格な医療用マリファナの疾患リストにある症状を持っていなければなりません。
資格のある患者は、地元の医師の推薦を受け、医療用マリファナカードを取得することができます。 地域別に細かく指定されて管理しているため’’隣の州では違法だった!’’なんてことも。
日本でもこれだけ丁寧に規制してくれる日は来るのでしょうか?!今回は他国の状況を詳しくリスト化してみました。
<<各地域の規制について、公式サイトのリンク先を追加しました!>>
アラバマ州
高CBD型の大麻を、州が後援する臨床試験での使用に限り許可。
・重度のてんかん症状
University of Alabama Cannabidiol Program
アラスカ
アラスカで医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・癌
・緑内障
・HIV /エイズ
・悪液質(消耗症候群)
・激痛
・重度の吐き気
・てんかん発作
・多発性硬化症に特徴的なものを含む、持続性の筋肉のけいれん
アラスカ大麻ニュースによって最新情報が更新されています。
アリゾナ
アリゾナで医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・癌
・緑内障
・HIV /エイズ
・C型肝炎
・筋萎縮性側索硬化症/ Lou Gehrig病
・クローン病
・アルツハイマー病の激越
・悪液質(消耗症候群)
・激しい慢性的な痛み
・重度の吐き気
・てんかんの特徴を含む発作
・多発性硬化症に特徴的なものを含む重度または持続性の筋けいれん
・心的外傷後ストレス障害
アーカンソー
アーカンソーメディカルマリファナの資格は次のとおりです。
・癌
・緑内障
・HIV /エイズ
・C型肝炎
・筋萎縮性側索硬化症/ Lou Gehrig病
・トゥレット症候群
・クローン病
・潰瘍性大腸炎
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・重度の関節炎
・線維筋痛症
・アルツハイマー病
・悪液質または消耗症候群
・末梢神経障害
・難治性の痛み
・重度の吐き気
・てんかんの特徴を含む発作
・多発性硬化症に特徴的なものを含む重度または持続性の筋けいれん
詳細については、第6号 - 2016年アーカンソーメディカルマリファナ法を参照。
カリフォルニア
カリフォルニアで医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・癌
・拒食症
・エイズ
・慢性の痛み
・痙縮
・悪液質
・多発性硬化症に関連するものを含む、持続性の筋肉のけいれん
・てんかんに関連するものを含むがこれに限定されない発作
・重度の吐き気
・緑内障
・関節炎
・片頭痛
適格条件とガイドラインのリストについては、上院議案420を修正したカリフォルニア提案215を参照、または最新のカリフォルニア大麻ニュースに掲載されています。
コロラド州
コロラド州では嗜好用大麻も合法ですが、医療用マリファナ調剤店舗も運営されています。
コロラド州の医療用マリファナ患者は大麻に標準売上税を支払っていますが、レクリエーション大麻の売上から集められた高消費税・追加の州税は免除されています。
未成年者は、資格のある状態と診断された場合、医療用マリファナ患者として登録することを申請することもできるようです。
コロラド州で医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・癌
・緑内障
・HIV /エイズ
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・悪液質(消耗症候群)
・持続性の筋肉のけいれん
・発作
・重度の吐き気
・激痛
Colorado’s Debilitating Conditions for Medical Marijuana Use
コネチカット
コネチカット州で医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・癌
・緑内障
・HIV /エイズ
・パーキンソン病
・多発性硬化症
・難治性痙縮を伴う脊髄神経組織の損傷
・てんかん
・悪液質(消耗症候群)
・クローン病
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・鎌状赤血球症
・慢性神経根症を伴う椎弓切除術後症候群
・重症の乾癬および乾癬性関節炎
・筋萎縮性側索硬化症/ Lou Gehrig病
・潰瘍性大腸炎
・複雑性局所疼痛症候群
・脳性まひ
・嚢胞性線維症
・難治性痙縮を伴う脊髄損傷
・終末期医療を必要とする末期疾患
・難治性発作障害
・難治性頭痛
・神経因性顔面痛
・筋ジストロフィー
・重度の慢性関節リウマチ
・線維筋痛症
・帯状疱疹後神経痛
・骨形成不全症
資格条件とガイドラインについては、コネチカットの医療用マリファナ資格要件というものがあります。
デラウェア
デラウェア州で医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・末期症状
・癌
・HIV /エイズ
・非代償性肝硬変
・C型肝炎
・筋萎縮性側索硬化症/ Lou Gehrig病
・アルツハイマー病
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・難治性てんかん
・自傷行為または攻撃的行為を伴う自閉症
・緑内障
・悪液質(消耗症候群)
・3ヶ月以内に処方薬に反応しなかった重度の衰弱性疼痛
・難治性の悪心
・発作
・多発性硬化症に特徴的なものを含む重度または持続性の筋けいれん
小児患者の適格条件:
・難治性てんかん
・重度の衰弱性自閉症
・末期疾患に関連する痛み、不安、または鬱病を伴う末期疾患
・悪液質(消耗症候群)
・難治性の悪心
・重度の痛みを伴う持続性の筋肉のけいれん
Delaware’s medical marijuana program guidelines
コロンビア特別区(ワシントンDC)
ワシントンDCで医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・HIV /エイズ
・癌
・緑内障
・多発性硬化症に特徴的なものを含む重度または持続性の筋けいれん
・通常の医学的処置によって効果的に治療することができない、または、患者の主治医によって医療用マリファナによる治療が有益であると思われる、あらゆる症状。
『MMJ』のためのコロンビア特別区の地方自治体規則を参照してください。
フロリダ
フロリダで医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・癌
・てんかん
・緑内障
・HIV /エイズ
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・筋萎縮性側索硬化症/ Lou Gehrig病
・クローン病
・慢性発作
・パーキンソン病
・多発性硬化症
・慢性の非悪性疼痛
フロリダメディカルマリファナ合法化の詳細については、381.986フロリダ規約を参照。
ジョージア
ジョージア州では、低THCオイル(5%未満)の使用のみが許可されています。
ジョージア州で医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・消耗性疾患
・難治性の悪心、および嘔吐を生じる場合
・癌
・筋萎縮性側索硬化症/ Lou Gehrig病
・てんかんまたは外傷・頭部外傷に関連する発作障害
・多発性硬化症
・クローン病
・ミトコンドリア病
・パーキンソン病
・鎌状赤血球症
・トゥレット症候群(重症)
・自閉症スペクトラム障害
・表皮水疱症
・アルツハイマー病、重症または末期
・末期のエイズ
・末梢神経障害、症状が重度の場合
・難治性の痛み
・心的外傷後ストレス障害
適格条件とガイドラインについては、『ジョージア州の低THCオイルFAQ』というものが用意されています。
ハワイ
ハワイで医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・癌
・クローン病
・てんかん
・緑内障
・HIV /エイズ
・ループス
・多発性硬化症
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・慢性関節リウマチ
・悪液質(消耗症候群)
・激痛
・重度の吐き気
・てんかんの特徴を含む発作
・多発性硬化症またはクローン病に伴う重度かつ持続性の筋けいれん。
Hawaii’s Eligible Debilitating Medical Conditions
イリノイ州
イリノイ州で医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・HIV /エイズ
・アルツハイマー病
・筋萎縮性側索硬化症/ Lou Gehrig病
・アーノルドキアリ奇形
・悪液質(消耗症候群)
・癌
・カウザルギア
・慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー
・クローン病
・CRPS(複合型局所疼痛症候群タイプII)
・ジストニア
・線維性形成異常
・緑内障
・C型肝炎
・水頭症
・髄液症
・間質性膀胱炎
・ループス
・多発性硬化症
・筋ジストロフィー
・重症筋無力症
・ミオクローヌス
・爪 - 膝蓋骨症候群
・神経線維腫症
・パーキンソン病
・脳震盪後症候群
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・反射性交感神経性ジストロフィー
・残存肢痛
・慢性関節リウマチ
・発作(てんかんの特徴を含む)
・シェーグレン症候群
・脊髄疾患(クモ膜炎を含むがこれに限定されない)
・難治性痙縮を伴う脊髄損傷
・脊髄小脳失調症
・脊髄空洞症
・タルロフ嚢胞
・トウレット症候群
・外傷性脳損傷(TBI)
Illinois Medical Cannabis Debilitating Conditions
アイオワ
アイオワ州は3%以下のTHCで高CBD大麻抽出物の使用のみ可能です。
アイオワ州の医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・癌
・重度または慢性的な痛み
・吐き気や激しい嘔吐
・悪液質(消耗症候群)
・重症で持続性の筋けいれんを伴う多発性硬化症
・てんかんの特徴を含む発作
・セクション141A.1で定義されているエイズ/ HIV
・クローン病
・筋萎縮性側索硬化症/ Lou Gehrig病
・余命1年未満の末期疾患
・パーキンソン病
・治療不可能な痛み
ケンタッキー
ケンタッキー州では、低THC大麻または産業用大麻由来のCBDオイルを使用することができます。Senate Bill 124
ルイジアナ
ルイジアナ州では、低THC大麻オイルの喫煙または気化摂取は禁止されています。医師が処方する形でのみ摂取が可能です。
ルイジアナ州で医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・癌
・HIV /エイズ
・悪液質(消耗症候群)
・発作性疾患
・てんかん
・痙縮
・クローン病
・激しい筋肉のけいれん
・難治性の痛み
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
Louisiana Department of Health: Medical Marijuana Facts
メイン州
2018年9月7日に承認された規制によって、医師が認定した症状であれば、全て使用可能となりました。
メイン州の医療用マリファナ法の改正法でも参照できますが、基本医師の診断を受ければOKという法律になっています。
Act To Amend Maine’s Medical Marijuana Law
メリーランド
メリーランド州では、食用品は許可されていません。大麻の花と他の大麻製品だけが許可。メリーランド州で医療用マリファナ患者になるための条件は次のとおりです。
・悪液質(消耗症候群)
・拒食症
・激痛
・重度の吐き気
・てんかんの特徴を含む発作
・重度かつ持続性の筋肉のけいれん
・緑内障
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
Maryland Medical Cannabis Commission
詳しく見ていくと、どの症状も難治性または抗生物質や決定的な治療法がないものに対して許可されているように思えます。
近年見つかった体内成分と同じカンナビノイド。今まで治療が難しかった部分も補ってくれる効果があるのでしょう。
これ以外の地域についても次回詳しくお伝えします。