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(有)小川屋

「平六醸造 layer 洋ナシ」

2024.09.13 00:30

「平六醸造 layer 洋ナシ」

(株式会社平六醸造/岩手県紫波町日詰)

原材料:米、米麹、発芽玄米、洋ナシ果汁(すべて岩手県産)
酵母:アカツキ
精米歩合:90%
アルコール度数:14%
税込価格:720㎖ 2,200円

🍐テイスティングコメント
グレープフルーツを思わせる、爽やかでフルーティな香り。
よく冷やした状態から、温度が自然に上がった状態の2通りで試飲しました。

・冷え冷え
わずかなガスが残り、ファーストタッチは上品な酸味。追って洋ナシの風味が広がります。洋ナシ感は強すぎず、エレガントかつ上品なテイストで軽やかにすいすい飲めました。いい意味で米をほぼ感じさせない、洋風の味わいです。

・グラスに水滴がつく程度
柔らかな旨味がぐんと出て、洋ナシの芳醇さとほんのりとした甘さが出ます。洋ナシの個性が冷えた状態よりよく感じられ、冷え冷えのときとはまた違った雰囲気になりました。

どちらの温度帯でも、爽やかに飲めてクラフトサケのよさを楽しめる逸品です。ぜひフルートグラスやシャンパングラスで、温度を変えていろいろな表情をお楽しみください!




【小川屋スタッフから】
岩手県紫波町にある国指定重要文化財・日詰平井邸を醸造所として、クラフトサケを醸す平六(ひらろく)醸造さん。新作の洋ナシは、これまたデザインもとてもいい質感で見惚れてしまいます。

今作は、使用酵母の「アカツキ」も特筆すべき点です。現在の醸造所である日詰平井邸は、約100年前には日本酒の仕込み蔵もあり、清酒が醸造されていました。

時は流れて2023年初夏、醸造所を新しく建設する直前に蔵付き酵母の採取に挑戦したそうです。100年前の酵母を探すために200か所以上ものサンプルを採取し、奇跡的に清酒酵母を一株発見したとのこと。

分析の結果、現在頒布されている協会酵母や岩手県酵母とは異なるものだとわかり、試験醸造を経て今年7月から日詰平井邸で実地醸造されています。

酵母の名前には、“新たな時代を歩む”という意味が込められています。100年の眠りを経て目覚めた酵母で、平六醸造さんの激動の歴史を見守ってきた、宝といえる存在です。これから「アカツキ」仕込みのクラフトサケに出会えると思うと楽しみですね。