極私的あらし

シェイクスピア『テンペスト』の冒頭、ナポリ王一行が遭遇するあらしの海。

約30年前(1996年)の結城座での上演、両川船遊（先代結城孫三郎）さんは、水夫長の人形をいつものようには操らずに、いきなり頭の上でぶんぶん振り回しながら登場した。

「おい、みんな！ 元気を出せ、元気を！ しっかりするんだ。ええい、嵐のやつ、息が切れるまで吹きまくるがいい、海は広いんだ！」（小田島雄志訳）

魔法と妖精のあやかしによってつくり出された幻のあらし。

『演劇島』テキストづくりも間もなく大詰、あのときの船遊さんの大胆な思い切りのよさを肝に銘じて。

鴎座2024年演劇島プロジェクト プレスタディリーディング 

＃２　シェイクスピア『テンペスト』を読む
講師：小田島恒志（早稲田大学教授）
2024年9月14日（土）午後1時
HIRAKU IKEBUKURO（池袋）：https://www.hiraku.community/

企画詳細：https://x.gd/jMQun
参加申し込み：https://x.gd/u91fE

鴎座オフィシャルサイト：https://kamomeza.net/
前売り予約：https://x.gd/nv91p