夢はみるものから、叶えるものへ
夢に見ていた軍艦島に、ようやく来ることができました。
2019年旅の3日目。
ほんとは家族で来たかったけど、振られたし。
初めてじゃない夫は、「上陸できないしなぁ」と呟くけど。
台風のせいだし、もともと上陸できない確率だって結構ある。
見たいの、この目で!
伊王島を宿泊地に決めたのはここからだと近いから。
船に乗る時間が半分で済みます。
今回はあらかじめ上陸できないことがわかっていたので
予約状況見ても空いてました。
でも次なんて思ってたら来れない。
一度でも飛んで来たら、またこれる、というのは確信。
今までの経験からも、裏付けあり。→あくまで私流
桟橋で船を待つ。
今は橋ができて、長崎まで車で45分。
それでも渡し船もまだあるようです。
おー、やってきた、待ってたよ。
船の名前は、マーキュリー号。
「フレディ・マーキュリーから」と呟く夫。
眼に映るすべてのことはメッセージさ(笑)
行ってきます、と伊王島を離れると程なく島が見える。
いくつかの島を見ながらこれか、あれかと胸を膨らます。
船の中では、ビデオで軍艦島の当時の様子を解説。
わくわく、気持ちが高まっていき、アナウンス。
あれが、軍艦島か。
徐々に島の姿が大きくなってくる。
何もなく、穏やかな海にいくつもの白い形。
漁船と、周遊のクルーズ船。
少しづつ、というより結構なスピードで近づいていきます。
青い空、青い海より、ちょっと荒れて曇った空の方が似合いそうです。
釣り人が、こんなところに。
上陸していないからセーフなのか。
危なくないのか、とつい目で追ってしまった。
何が釣れるんだろう、と気になる。
上陸できても、ほんの一部だけ。
周遊できる天気はありがたいと横で力説する夫。
今回初めて裏側も回れたらしい。
昔、何かのCMで見て深く残った場所にようやく来れた。
旅をし始めて、いつかは行きたい、そう思う場所の一つだった。
だって九州は遠いんだもん。
いつか、は意識して初めて「いつ」に変わる。
決めるのは自分。
映画の舞台にもなってるので、帰ったらチェックしてみよう。
下調べはそこそこに、帰ったら復習する。
あんまり調べすぎると、知識で感動が薄くなる気がして。
建物の窓が透けているのは、朽ち果てているから。
光の当たらない場所も多いらしい、当時。
裏側はほぼ逆光。
加工するとなんだか作り物っぽくなってしまったので、ほんの少しだけ明るく。
やっぱり青空は似合わない、と失礼なことをまた思った。
荒れなくてありがたいらしいが、何せ私はこの凪しか知らないので。
離れていく、この角度が一番軍艦島らしいと解説。
どこから見ても、間違いなく軍艦島です。
近づいたり、遠ざかったりしながらぐるりと回った。
どこから見ても憧れたままの姿です。
少しづつ、遠ざかり小さくなる島影。
次回は上陸したい、と来たばかりなのに思う。
なんて人は、欲深いんでしょう。
私だけではないはず、そう思ったのは。
幸い空いていたので、窓際をみんな独占できましたが、混んでたらどうかな。
左側が今回のクルーズは最高です。
帰り際、イルカがお見送りをしてくれました。
こんなにたくさんのウォッチングをしたのは初めて。
こんな見所もあるんですね。
この長い橋は、伊王島と長崎を繋いでます。
ただいま、伊王島。
病み上がりなので、昼寝して
テレビを見たら、なんと軍艦島。
しかも釣り人。
私が見た人だ(笑)
タイムリーすぎて、びっくり。