KUSHIDAが退団、飯塚高史が引退、そしてケニー・オメガの去就は…?
今日、1月4日の東京ドーム大会、5日の後楽園大会を終えた新日本プロレスの会見が行われ、IWGPヘビー級王座を奪取した棚橋弘至の会見の後で、KUSHIDAが契約満了による退団と飯塚高史の引退が発表された。
KUSHIDAの場合は、昨年からWWEからオファーを受けている話が出ていたことから、WWEへ行くことが濃厚と見ていいだろう。KUSHIDAはハッスルを退団後は海外を渡り歩き、TAJIRIのSMASHを経て新日本へ移籍したが、新日本の所属になっても積極的に海外に出て試合を行っていたから海外志向も強い、またIWGPジュニアヘビー級、またIWGPジュニアタッグ王座も何度も戴冠していることから、新日本ジュニアではやりたいことはやり尽くしていたことを考えると、退団=新たなる挑戦という選択肢も出てきてもおかしくはない。ウィル・オスプレイがヘビー級へ転向し、高橋ヒロムがまだ欠場続けている現状で、KUSHIDAの退団は新日本ジュニアにとって痛いが、ジュニアヘビー級王者の石森太二だけでなく、田口隆祐監督もいる、またROPPONGI3KのYOH&SHOも、そろそろタッグからシングルへ目指すべき段階に来ている。DRAGON GATEから移籍の鷹木信悟もいる。ここは彼らの奮起に期待したい。
そして飯塚の引退は驚いたファンも多いだろうが、今年で53歳であることから引退を考えてもおかしくない年齢になってきている。5日の後楽園ではランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.のK,E.Sと組み、ロッキー・ロメロを加えたROPPONGI3Kと対戦、K.E.S&飯塚が必ず勝てると思われていた試合で飯塚がYOHに丸め込まれてしまい逆転負けを喫してしまったが、この試合が飯塚に引導を渡す結果になってしまった。
引退が近くなったときに飯塚のことを改めて書くとして、2月2日のきたえーる大会では天山広吉、タイガーマスクとのタッグマッチが組まれたが、天山との因縁の関係はまだしも、タイガーマスクとは橋本真也と小川直也による1・4事変の当事者同士。このときのタイガーはUFO側にいたが、この二人も因縁深いものがある。
4日の東京ドーム以降、去就が注目されているケニー・オメガに関しての見解は何も発表されなかった。しかし東京スポーツが
ケニーが新日本を離脱し、アメリカの新団体であるAEWか、かねてからオファーを受けていたWWEへ行くのではと報じていた。
ただケニーがこれで新日本から本格的に去るのかというと、今月いっぱい新日本との契約も残っており、記事では「自分自身でもどうなるか分からない」としていることから、新日本に残る可能性はあるということ、新日本次第ではどう転ぶかケニーもわからない。ただ昨年から邪道、外道プロデュースによって覚醒したジェイ・ホワイトらBULLET CLUB OGの存在もあることから、ケニーは必ず必要としているか、いやジェイの存在もチラつかせて、ケニーらを牽制していた部分もあったのではないだろうか?ケニーに関しては新日本やAEWの出方を見てみるしかない。ただWWEへ行く可能性は低いと見ている、理由はWWEへ行ったら、昨年NOAHに参戦したイタミ・ヒデオ、DRAGON GATEに参戦しているPACがWWEスタイルに矯正されていることから、必ずケニーのスタイルもWWEによって矯正される。ケニーがWWEへ行かないと常々言っている理由は、それなのではと思っている。
そして「THE NEW BEGINNING in SAPPORO ~雪の札幌2連戦~」2月2、3日の北海道きたえーる2連戦、「THE NEW BEGINNING in OSAKA」2月11日エディオンアリーナ大阪大会のカードが発表されたが、4日のオスプレイ戦で敗れ脳震盪を起こし、担架送りとなった飯伏幸太は全休となった。