菊に盃(さかずき)
2024.09.14 18:34
毎月恒例の、花札の図柄を少し変えてみるシリーズ。9月は「菊に盃(さかずき)」です。9月の花札のテーマは「菊」。そして、その高得点札が「菊に盃」です。
なぜ「菊に盃」なのでしょう。古来 日本には、五節句という平安時代からの風習があります。
1月7日 人日(じんじつ)の節句:お正月最後の日。3月3日 上巳(じょうし)の節句:「桃の節句」。5月5日 端午(たんご)の節句:「子供の日」。7月7日 七夕(しちせき)の節句:「七夕祭」。9月9日 重陽(ちょうよう)の節句:菊の節句
現在でも9月に皇室では、秋の園遊会『菊を観る会(菊花壇展)』が行われます。
菊は、別名『千代見草』『翁草』『齢草』と呼ばれ、不老長寿の薬効がある花とされています。
これらの事から、菊=不老長寿の薬効=長生き出来る花=縁起の良い花=菊の花を酒に浸して飲む=不老長寿や厄を払うということで、「菊に盃」の組み合わせになります。
実際の花札では、盃の中に『寿』と書かれていますが、今回は酔っぱらった猫が入っています。
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