三代目❤夢小説 『NAOTO編46』
2019.01.11 23:00
「新居は東京だよ!これは譲れない」
「いいよ、そのかわり私も保育士続けてもいい?」
「やりたいんでしょ?いいよ、二人の子供ができるまではね」
「子供ができたら?」
「家にいて欲しい」
「仕事から帰ったら、いつも陽だまりのような部屋で、笑顔がステキな君と可愛い子供達が待ってるんだ」
「いつも暖かいお夕飯作って、あなたを待ってるの」
「うん」
「子供は何人?」
「俺絶対男の子は一人欲しい」
「それって陽翔くんや隆臣くんと接してるから?」
「そう!もーね、ちっちゃい男の子ってホントに可愛いんだよ」
「男の子だったら一人っ子でもいいな」
「女の子が生まれたら、直人さん、お嫁に行かせないでしょ?」
「まりあにそっくりな女の子なら…誰にもやらないね」
「褒めすぎだよ」
「本心だから」
「……」
「で、おじいちゃんとおばあちゃんになったら…」
「いきなりそこまで飛ぶの?間がないよ 笑」
「いーの」
「子供達も巣立って二人っきりになったら…」
「このケラマでゆっくり暮らすのもいいな」
「…まりあと二人で」
「…きっと、毎日がキラキラしてステキね」
「その頃になったら、俺おじいちゃんだよ!キラキラしてっかな?」
「直人さんだもの。いくつになってもお洒落でキラキラしてるよ」
「そっかなぁ?」
「そーだよ!私にはわかる」
しばらく沈黙があった。
「まりあ」
「はい?」
「…幸せになってね」
「直人さん…」
「もし辛くなったら、いつでも俺を頼って」
「…約束だよ」
直人はまりあの小指に自分の小指を絡めた。
「約束…」
まりあは小指から伝わる直人の優しさを噛み締めた。
つづく