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渡邉拓久 オフィシャルサイト

無意識の損失

2024.09.17 04:26

周りで何か変化を感じる時、過去を振り返ったり、過去からの違いを考えたりすることが自分の中で多くあります。

その一つがお客さんについてです。
今のクオリアは「歯科医院」の支援に大きな軸を持ちながら展開してます。
元々、独立する前から数年前までは建設業や製造業、美容、サービス業など一般業種にも力を入れて支援してきました。

では、私の感じる一般業種と歯科医院との違いは? 考えると・・・
その業種間には「経営者としての共通点」と、また「それとは反する経営の違い」を感じます。 

共通点、反する違いは「財務」という言葉に集約されると思っています。

共通点で言えば、「財務」を軽視しがちであること。
反する経営の違いで言えば、歯科医院は「財務」的に豊かであるということ。
今回は一般業種の「財務」については割愛しますが・・・

歯科医院でのみ言えば、財務(言葉を置き換えれば資金)的に豊かであるがゆえに、普段から財務を意識することが薄いという方が多いわけです。
要するに「意識しなくてもやっていける」ということです。

実はそこに落とし穴があるわけです。
資金の出入りや流れ、長期的な動きも「意識」から消えるわけです。

売上=資金
税金の流れ=資金
人の流れ=資金
設備投資=資金
医院から得られる個人のお金=資金
相続・承継=資金

これだけの限られたキーワードで見ても、ここには「現在」から「将来」どうなるか?どうするか?今、何をして、この先どんな手を打つのか?という経営財務があるわけです。

開業した先生で、将来(リスクも含め)が気にならない人は少ないはずです。
具体的に何から始めればいいのか?ということにはなりますが、 まずは1ヶ月の医院の結果を眺めてみて下さい。

「で、これが良し悪しどんな結果なんだろ?」
「これで1年先安泰なのか?」
「これはずっと続くのだろうか?」

いろんな疑問が出てくるはずです。
考えても仕方ないではなく、先々いかようにでもできる「選択の可能性」を作ることが大切です。