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月のリズム

2024.09.18 06:40

Facebook尾崎 ヒロノリさん投稿記事

お疲れさまてす😆🎵🎵『中秋の名月』

夏から秋へと季節が移りゆくなか、暦上における秋の最初のイベントが今宵の『中秋の名月』になります。

日本では、昔から満月を愛でる風習がありますが、中秋の名月は一年のうちで最も美しい月として鑑賞されてきました。

また、農業や漁業などとも密接に結びついてきたのが月であり、秋の満月は収穫への感謝をささげる側面もありました。

また、先祖とのつながりに感謝する意味もあります。

天文学的な意味での満月(望)は、地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間の月のことを指します。

十五夜は秋の七草やすすきの穂を飾り、三宝にのせた月見団子や里芋、柿や栗などの果物、おはぎなどを月に供えます。 すすきには魔除けの力があるといわれます。

引き続き、素敵な夜をお過ごしください。


https://weathernews.jp/s/topics/201809/200245/ 【東洋医学からみる月の満ち欠けと体調の関係】より

月が綺麗な季節がやってきました。狼男伝説にも見られるように西洋では昔から満月が人を狂気に駆り立てる、とされてきましたが、月と人間の関係に注目してきたのは西洋医学だけではありません。

東洋医学から見た、月の満ち欠けに合わせた人体の変化とその対処法を源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生に伺いました。

月の引力の影響

東洋医学では自然と人は相似関係にあるとして、その2つのつながりを見出してきました。2000年前に書かれた中国最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』にはすでに、「人体も月に影響される」としています。

「例えば患者の治療法については、『天と地にはその巡り方に法則がある。その天光(太陽・月・星)に合わせるべき』とあります。太陽については、1年を太陽の位置で分ける二十四節気、それに従った体作り、鍼の刺し方があります。

月についても同様に法則があります。60~70%が水分でできている人体は、潮の満ち干きなどと同じように月の引力の影響を受けているのです」(瀬戸先生)

では実際に月の満ち欠けと人体にはどんな関係があるのでしょうか。

新月→満月:生活習慣を見直すチャンス

「新月を過ぎたら満月に向けて“準備”をしましょう。この時期、満月に向かって、少しずつ体のエネルギー(気)が増えて、全身を巡りはじめます。月が満ちていくのに合わせて、体調も昇り調子になり、この時期が1番体調や精神を整え、リラックスさせるのに適しているのです。

今一度、生活習慣を見直して、朝ごはんをしっかり食べる、夜更かししないなど規則正しい生活に戻すといいでしょう」(瀬戸先生)

満月時:活発化するタイミングだが、空回りに注意

満月の頃は“収穫”の時期。エネルギーがピークに達し、血液の巡りもよくなり、栄養や酸素などが体を巡り日々の活動も活発化するといいます。仕事や趣味などに生かしたいものですね。

「ただしエネルギーが充満しているので、その分、空回りをしやすかったり、気分が落ち込んだりしてしまうこともあります。それを紛らわそうとして甘いもの、脂っこいもの、アルコールなどに走ってしまうのは厳禁。溜め込む力が強く、むくみやすく太りやすい時期でもあるのです。

普段あまり外に出ない人も30分ぐらいのウォーキングなどで軽く汗を流したり、美術館巡りをして心の充実をはかるといいでしょう。アロマテラピーなどを取り入れてエネルギーを循環させるのもオススメです。どうしても甘いものを食べたくなったら、利尿作用、女性ホルモンを増やす作用がある小豆(あんこ)を食べるといいでしょう」(瀬戸先生)

満月→新月:デトックスを心掛けて

満月でエネルギーが充満し、活発に活動した後は“回復”が必要になるといいます。

「エネルギーは一本調子で増えるわけではないので、野放図に使って良いものではありません。使った分を回復させるという循環が必要です。そこで、この時期は休息しながら、次の計画を立てるのに良い時期となります。

体もエネルギー不足で無理がきかなくなってきているので栄養、睡眠が必要です。できれば12時前には寝るように心がけたいですね。食生活は3食しっかり摂り、山芋や豚肉など滋養のあるものを食べるのがベストです。また溜め込んだものを捨てる時期ですので、白湯を飲むなどのデトックスに適した時期でもあります。不要なものは捨てる、など身の回りのことを見直してみてもいいでしょう」(瀬戸先生)

9月は「中秋の名月」。月を愛でるのによい季節でもあります。古来、月の光は人間にとって生命や生活に大きな影響を与えてきました。あらためて“月光浴”などをして気力を養いたいものです


https://www.villalodola.jp/magazine/column-073/ 【vol.073 自然のリズム"月の満ち欠け"と深い関係性がある女性のカラダ】より

満ちては欠け、欠けては満ちる―古来より続く月のリズムが、人間のからだと心、特に女性の体と密接な関係があり、バイオリズムに大きな影響を与えるといわれているのをご存知ですか?

生理のサイクルと月の満ち欠けがシンクロしていたり、新月や満月の日に出産が多いなど、さまざまな影響が見られるもの。

昔から月と人は深い関係にあり、自然と月に寄り添った生活をしてきたのをご存知でしょうか。

月の満ち欠けサイクルと体のサイクル

新月から次の新月までの期間は29.5日。

女性の生理周期やお肌のターンオーバーは約28日。

私たちの生理周期によく似ています。 月が満ち欠けする周期と同じくして、女性の体も排卵し生理を迎えるなどして変化していきます。

生理を『月経』、『月のもの』と呼ぶのも、月が関係しているからかもしれません。

「月」という字が共通していることからわかるように、月と女性はとても縁が深いのです。

月の満ち欠け

月は、新月→上弦の月→満月→下弦の月→新月というサイクルを繰り返しています。

「新月」→「満ちていく月の期間」→「満月」→「欠けていく月の期間」となります。

女性ホルモンと月の関係

女性の生理周期は、「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の4つ。

月経から排卵までの間に引き締める力をとり入れることで新しい命をつくる準備をし、排卵から月経までの間に、緩める力をとり入れることで、体の老廃物を排泄していく仕組みをもっています。

新月は、身体の中に溜めた不要なものを排出する力が強まる時期で、女性の身体のリズムでいうと排卵期に当たります。

満月を迎えるころには、女性の骨盤が開き、生理を迎え、

生理が終わると、骨盤が新月へ向け閉じ始める時期に当たることが多いと言われます。

新月から満月へ:いつものケアにプラスのケアを

新月から満月までの「満ちていく月の期間」は「吸収」「休養」「学習」の時。エネルギーを取り込んで成長する時期です。

新月から満月へ変化する間は黄体ホルモンの分泌量が増えやすい時期。

少しずつ体のエネルギーが増えて、全身を巡りはじめるので、この時期は食べ過ぎると体が栄養を吸収して太りやすくなり、丸みを帯びていきやすいときです。

スキンケアなどもパックや美容液などで栄養を与えたり、ヘアパックやトリートメントなどで髪に栄養を与えるケアをするのがお勧めです。

満月から新月へ:デトックスを心掛けて

満月から新月までの「欠けていく月の期間」は「発散」「解毒」「放出」「デトックス」の時。エネルギーを出して浄化するパワーが高まっていく時期なのです。また、エストロゲンの分泌量が増加しますので、お肌や髪の調子がよく、むくみが解消され、元気に過ごすことが出来ます。

半身浴やサウナなど、デトックス効果の高いケアがおすすめです。他にピーリングなども。

部屋や環境を掃除して整えることもお勧めです。

地球や私たちに影響を与える月のリズム

また、月の満ち欠けは、引力により潮の満ち引きをおこします。

月の引力によって海水が引き寄せられたところは「満潮」となり、海水が少なくなるところは「干潮」となります。

地球全体に広がる海をも動かす月が、水を多量に含む私たちの体に及ぼす影響は、計り知れません。

地球上に様々な影響をもたらす神秘的な存在である月。

月のリズムを意識することは、自分のからだと心の状態を知るきっかけになります。

月のリズムにあわせて無理のない生活を送ることで、生理周期が安定したり、イライラや生理痛の症状がやわらぐなど、ココロもカラダも今までよりもっと快適になるかもしれません。

自然本来のバイオリズムを取り戻すことにより、次第に自分の中にある美しさが引き出されて、理想の自分像に近づけるかも!?

月のリズムを意識した暮らしを始めてみませんか?


Facebook玉井 昭彦さん投稿記事

子どもの巣立ち・退職…、一段落後の生き方 宗教学者・山折哲雄さん

 ■自分一人で「外」に出る、成熟の時

 子どもが巣立ったとき、定年退職を迎えたとき。人によって区切りの時期は様々だが、「第二の人生」を迎える時期がいずれ来る。人生100年時代、まだまだ先が長い日々をどんな気持ちで過ごしていけばいいのだろう。宗教学者の山折哲雄さん(93)に聞いた。

 ――この春、息子に続いて下の娘も社会人になりました。何か一段落したような気持ちもあります。一方でまだ50代。これからの生き方を考えていたとき、山折さんの近著で「林住(りんじゅう)期」という考え方を知りました。

 古代インドでは、紀元前後のころから「四住期」という人生観がありました。人生というのは四つの段階を経て終わるのが理想だという考え方で、バラモン(当時の上流階級)の指針となった「マヌ法典」という書物にも出てきます。4段階は「学生(がくしょう)期」「家住(かじゅう)期」「林住期」「遊行(ゆぎょう)期」の順で、林住期は第3のライフステージということになります。

 ――学生期、家住期は、文字から何となく想像できます。

 学生期は師について学ぶ時期のことです。家住期は結婚して子どもをつくり、職業に専念する時期です。この二つは、現代の私たちとたいして変わりません。面白いのが林住期です。子どもが成長し、仕事が一段落した後に、「林に住む」とあるように、自分一人で外に出る。現実の生活や家庭を離れて旅に出て、自分がそれまでやりたいと思っていたことを自由にやるんです。

 ――具体的にはどんなことですか。

 聖地巡礼であるとか、音楽の修業をするとか、森に入って瞑想するとか、人によって様々です。共通するのは、それまでの世俗的なものとはちょっと離れたところで生きるということです。そこには、職業に就いていたころには思いもしなかったような遊びの世界や自由な世界が広がっています。

 ――想像するだけで魅力的ですね。

 不安定で、場合によっては苦難が多いかもしれません。さまよって行きどころを失うこともありますが、自由だけは確保する。路銀が尽きたら家に戻ることもあります。見方によっては中途半端だとも言えますが、聖と俗の間を行ったり来たりする半僧半俗の世界とも言えます。

 家父長制の時代ですから男性の生き方として記述されていますが、いまの時代ならもちろん女性がやってもいいわけです。考え方の本質は、男性も女性もある一定の職に就き、家庭の仕事が一段落した段階で、とにかく自分一人で「外」に出るということ。それは決して修行のためだけではないのです。年を取り、成熟していくために林住期があるのです。

     *

 ――仏教を開いた釈迦の出家についても、山折さんは林住期によって解釈し直していますね。

 釈迦がなぜ29歳で親捨て妻捨て子捨てをしたのか。従来の解釈では、修行のため、人類のために悟りの道に入ったということになっています。しかし、私はそれは違うと確信しています。修行のための「出家」ではなく、後ろ指をさされても仕方がないような「家出」だったと思っています。釈迦は6年間の林住期を経て、遊行期に進んだのです。

 ――現実的に考えると、今の日本で「家出」は難しいかもしれません。気持ちだけでも林住期的な感覚を持ちたいものです。

 そもそも大半の人は再び家族のもとに戻って林住期を終え、その次の遊行期に進む人はごくわずかです。遊行期は聖者の生活です。家族や共同体には戻らず、世界に存在する最も貧しく、苦しい弱者、そういう人々の魂の救いのために旅をするのです。釈迦やガンジーの生き方です。でも、多くの人は林住期を経ることでリフレッシュされ、それ以前とは違った価値観を得ることができるのです。

     *

 ――山折さんが四住期の考え方を最初に日本に紹介したのは半世紀以上も前になりますが、いま再び注目されているように感じます。

 過去にも林住期を解説したものを何冊か書き、よく読まれたのですが、いつの間にか消えていきました。西洋からの福祉思想が日本の社会に深く浸透していったからだと思います。福祉思想では、老いたるものは救済されるべき存在です。その考えが広がるなかで、日本の歴史で築かれてきた老人尊重の価値観は軽視されてきました。

 でも、老人こそが、人生の様々な舞台における真の主人公、能でいえばシテの役割を果たすべきではないでしょうか。実は、古代インド人が大事にした林住期と、男性の老人を「翁」と呼んだ日本では、老人に対する考え方に非常によく似ているところがあります。

 少子高齢化が急速に進み、老人の生き方を模索するなかで、再び、あなたのような団塊ジュニア世代などが林住期に関心を寄せているのではないでしょうか。

 ――古代インドや日本では、老いることをどのようにとらえていたのでしょうか。

 西洋の福祉思想では、老いることは衰退となりますが、古代インドで生まれた仏教には「生老病死」という言葉があります。林住期では、「老病」こそが生あるものが死に向かっていく時、次第にそれを受け入れる成熟の時期だと捉えています。

 その考えは日本的な価値観とも共通しています。人生を「生死」の二つで考えてきた西洋世界とは大きく異なりますが、西洋世界も最近は反省し始めているようです。

 四住期説は、西洋から吹いてくるキリスト教、一神教的な価値観に正面から抵抗できる思想でもあるんです。93歳の大ボラかもしれませんが。

(聞き手・西田健作)

     *

 やまおり・てつお 1931年生まれ。国際日本文化研究センター元所長・名誉教授。専門は宗教史・思想史。編著に「『林住期』を生きる 仕事や家を離れて第三のライフステージへ」、著書に「聖と俗のインド:現代によみがえるガンディー」「ブッダに学ぶ老いと死」など。

(朝日新聞9月11日)

https://digital.asahi.com/sp/articles/DA3S16031619.html