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ハープのある暮らし

大人になって、ハープを弾いてみる (3)

2016.02.20 08:34

大人になってから、ハープをちょっと弾いてみようかな、

と思われる方はどんな方でしょう。 


お会いした中で、3番目のタイプについてです。


ピアノや、他の楽器の経験があり、その土台があって、さらに新しい楽器、ハープにもチャレンジしてみようという方。 


自分の新たな可能性を見つけて、目標にむかって進むのは、とても楽しいことです。

そして実際、ピアノなどの経験から、ハープを弾かれる方は、

自然なことですから、一番多いと思います。


はじめに、楽しみつつハープの基本を学ばれると、

その後、即興でアレンジしたり、

心に浮かぶメロディーから、曲が生まれたり、

どんどん、世界を広げていかれる可能性も、大きい方たちです。 


そして、ハープ独特のアレンジが楽しめますね。 


実際、ピアノや、他の楽器の世界から、ハープをはじめて、

プロになって活躍されている方は、世界中にたくさんおられます。


人生の途中で、自分に一番合っている楽器を見つけて、

独自の世界を切り開いていらっしゃる方たち。


才能のある方たちが、ハープに出会うことで、

さらに、その才能を開花されていますが、その中のおひとり、

たとえば、世界中にファンが多い Lisa Lynneさん、


もともとはギターで、ロックバンドを率いておられ、

たまたま、以前グレンデールにあった、Sylvia Woods Harp Center で

お店のたくさんのハープを 日々調律しておくというパートの仕事から、

ハープに出会われたそうです。 

ロックバンドで活躍した強みで、ビートに込められた、

曲の命を、直感的に大事にされていて、

ほぼ独学で、独自の音楽世界を広げていらっしゃいます。


以前は、CDの売り上げを Enyaと競ったりしておられましたが、

大病から生還された後は、価値観も変わったとおっしゃり、

より深い、安らかな精神世界を目指して、穏やかな雰囲気を醸しだしておられます。

City of Hope(癌専門病院)などでも活動なさっています。


いつも思うのですが、

ハープの世界、ハープを弾いていらっしゃる方、

人間的にも、素晴らしい方がいっぱい。


ハープのもつ魔法でしょうか。  


ハープの音色は、人の心を浄化するような働きがあるのでしょうか。


いったん、ハープに向かいあうと、

だれでも、一番いい音色をだそうと、自然と心を注ぎます。


そのためには、心が澄んでいて、

まず自分の心のなかに、いい音色のイメージがないと、

その音は生まれてこない、


腹をたてながら、ハープを奏でられますか?  

それは、およそ無理なことでしょうから。