秋を代表するお花 マム

秋を代表するお花。マム。菊の花。 

 「マム」は、菊の学名Chrysanthemum morifolium（クリサンセマム・モリフォリウム）のマムです。

 Chrysanthemumは「黄金の花」
（ギリシア語で、”chryso”「黄金の」+”anthemon”「花」 ）という意味。
世界中でその美しさと力強さや、効能まで、古来様々に関係を築いてきたお花です。

 日本で中国由来の文化が暦や風習に影響がありますが、
9月9日は「五節句」のひとつ、重陽の節句（菊の節句）です。
 「桃の節句」「端午の節句」などと同じ並びになります。

 中国では奇数のことを陽数といい、縁起がよいとされてきました。
 なかでも最も大きな陽数「9」が重なる9月9日をは、特別な日。
無病息災や子孫繁栄を願い、祝いの宴を開いたそうです。

 日本でも、平安初期には貴族を中心に取り入れられていたそうです。
 旧暦での9月9日は今の10月頃・・。丁度菊が最盛期を迎える時期にあたります。
 もともと、菊は邪気を払う力をもつと信じられており、薬用にも用いられていました。
そのことから、重陽の節句には菊の花を観賞したり、菊の花を漬け込んだ酒を飲み、無病息災や不老長寿を願いお祝いしたということです。 

 敬老の日より少し早い時期のお祝いの日で、今の暦だと少し暑い時期すが、
まだまだマムの花を取り入れた素敵なお祝いができそうですね！？ 

何かご提案が出来ると良いな～と思うのですが、、。
考えてみましょう。良いアイデアがあったら是非お聞かせください。

長く楽しめるマムのお花をこの秋も、楽しみましょう。

にしむらゆき子