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茨木のり子「茨木のり子の家」

2019.01.09 02:05

茨木のり子さんを知ったのは、10年以上前。
知人の素敵な女性が教えてくれた詩「自分の感受性くらい」


時代背景は変われども、今もこころに響く。

痛いところをつかれたと思う人も中にはいるのでは。

厳しくも痛快とさえおもう言葉たち。


なんでもかんでも人のせいにするな

自分に責任を持ってしっかり生きなさい

と凛とした空気感。


かと思えば、本当に惜しげもなくご主人を

愛していたんだなと思える詩も。


そんなはっきりとこちらに伝わってくる

数多くの詩が生まれた茨木さんの詩と家の本。


レトロモダンの素敵な空間。

天童木工のダイニングチェア

スウェーデン製の椅子

ソニーの革ケースつきのラジオ

木の葉もようの摺りガラスに

さりげなく置かれた器や古い配電盤


30代に家を建て亡くなるまで大切にされた

ものと暮らしてきた様子が浮かんできます。


仲間であった谷川俊太郎さんが撮った、眼鏡をかけたり

煙草を燻らせている茨木さんのポートレートが

かっこよくてまた良いのです。


2018年の年末に借りた本の中でいちばん良かった。

茨木さんの本を手元に置いておくならこれにする。