逆境力 ~レジリエンス~
今から5年ほど前に「レジリエンス」という言葉と、その意味を学ぶ機会がありました。
日本では回復力・復元力・逆境力とも訳されており、何か自分にとって不利な状況が起こったり、辛く悲しい出来事が起こった際に、そこから自らの感情のコントロールとナビゲートによって明るい気持ちに持っていき、毎日を健やかに過ごすための心の能力です。
お正月明けにはお客様から「仲良くしていた友人が他界し・・」という話を聞きました。
40代でも何が起こるか分からないのが人生ですね。
また小さい頃に親から受けた酷い対応がトラウマとなり、そこから心理的に晴れない日々が続いているという方々の相談も時々受けますが、そういった困難な状況から抜け出せる人とそうではない人には大きな違いがあることが分かったのです。
それがレジリエンスつまり逆境力です。
レジリエンスは主に下記の5つで構成されています。
・感情のコントロール
・自尊感情
・自己効力感
・楽観性
・人間関係
そして物事に一喜一憂する人ほどエネルギーの消耗が激しく、心が疲れ、疲弊していくと言われています。
しかし、一喜一憂しないとは感情を無くそうと努力することではありません。
良いことの次に辛いことが待っていて、また良いことがやってきます。
それが時々リズムが崩れて「良いこと」「良いこと」「悪いこと」「悪いこと」というようになり、そんな悪いことの2連続があると「最近ついてないな~」「もうダメかも・・・」と悲しい気持ちになってしまいがちですが、トータルすれば良いことも悪いこともそこまでアンバランスな比率ではないことを理解しておく必要があります。
また個人差はありますが歳を重ねる毎に「また良いことがやってくるのだから」と心を落ち着かせるのが上手になるように人間はできています。
この年の功から生まれる安心感は統計が取れてくるから当然ですよね。
急な予定変更で準備をしていた事が台無しになってしまった、そんな時に自販機で珍しく「当たり」が出てもう一本ドリンクをゲット!
そのドリンクをとある人へプレゼントし、喜んでもらいました。
キャンセルが無ければ行かなかった自販機。
そこでプレゼントが人を喜ばせることを久々に再確認できたという学びは大きなもの。
結局は、そんなプラス方向へ持っていく自分への説明文が上手いか下手かで幸せは決まるものです。
言葉を巧みに扱う職業の方ほど、ボキャブラリーの高い国語力と想像力で自分が幸福であるという証明を言葉によってしやすくなります。
言葉と心を味方につけて、この先も楽しい人生を歩んでください。
AZUMINO FITNESSは皆様の健康と発展を祈っております。