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感情は肉体から生まれる

2024.09.22 07:22

https://note.com/kunikoayoga/n/na5a1ce0e2bae 【感情は体から生まれるのか?】より

私たちの体はなぜ不調を感じるのだろうか?私が幸福と感じるのはなぜだろうか?

私が不快と感じるのはなぜだろうか?快や不快はどこからきているのか?

人は不快を嫌うが、そもそも不快は嫌うべきものなのだろうか?

お客様に説明をするときに、私は、「基本、私たちの体に起こっていること、私たちの感情も含めて、私たちの脳がその反応を起こしている。」というお話をします(もちろん最初からそんな難しい話をするのではなく、会話の中で少しずつ体と感覚と脳の仕組みの話を加えていきます)

例えば、温かい部屋から、0度の外気の外に出たとき、私たちの体は「ぶるぶるっ」って体を揺らして、それによって「寒っ!」ってつぶやきます。

触覚(皮膚)が温度変化を感じ(感覚刺激:Sensation)、脳がそれを受け取り(知覚:Perception)、身体の内部がぎゅっとなるのを感じ(情動:Emotion)、体内の恒常性(ホメオスタシス)を保つために、交感神経を優位にして体内の温度を維持する活動の一つとして、「ぶるぶるっ」と筋肉が収縮を起こし、その反応を「寒い」(Feeling:感情)というものとして私たちはとらえている。

Dr. Antonio Damasioによると「感情は、生物に自分自身の生命の体験を与える」と説明しています。「ぶるぶるっ→寒っ」は我々に生命の体験を与えてくれている。

そしてその「寒っ」も、個々に異なる(雪山なのか、海から泳いで浜に上がったときに浴びた風なのか、、、それによってもすべて生命の体験が変わる訳である)

さらに「感情は、「自己」の創造に貢献する重要な要素だ。自己とは、その生物の状態によって命を吹き込まれ、身体という枠組み(筋骨格構造から成る枠組み)の内部に固定されていて、視覚や聴覚といった感覚系が提供する視点によって方向づけられる心的プロセスのことだ。」と述べています。(「ダマシオ教授の教養としての意識」参照)

上の文章を図式にすると以下のようになるのだと思う。

画像

心と意識については、以前に書いているのでそちらをご覧ください。それも少し前の話なので、そこからさらに情報はアップデートされているとは思いますが、大筋理解できるかなぁ、、、と。

著書の中で、Dr. Damasioは、人間にとって大事な3段階は、① 存在する(Being)、② 感じる(Feeling)、③ 認識する(Knowing)と言っている。

自分を自分として認識するためには、存在し、感じることが前提として存在している。

それらの過程で現在自分が感じているもの、自分の体の状態は、私たちの脳神経系が「恒常性」を保つために起こした反応であり、かつそれらがおそらく自律神経系と密接な関係をもって起こっているから、様々なアプローチの基盤として自律神経系(ポリヴェーガル・迷走神経系)を知る必要があるのではないかと思っている。

これまで多くの方の体をみさせていただいてきた。

身体に不調を感じている人、身体が不快な反応をしている人(身体は不快な反応をしていても、本人がそれを認識しているとは限らない)、の多くが、自分の体の枠組み(筋骨格系)が明確でない人が多い。

それはもちろん外界との関係性(対象物は何メートル先にあるのか、隣の人との距離、など)、自分の体の中での適応(床が傾いていることに対して、頭の位置を維持しながらバランスをとる、自分が前に動いているのかどのくらいのスピードで動いているのか、動くことが環境内で問題なく動けるのか、など)も重要なポイントになるが、それらを体が理解するうえでも、自分の体の枠組みである骨格をしっかりと認識する、独立して動かす、一緒に動かす、関係性をもって動かすことが重要で、動きは人間にとって、BeingとFeelingとKnowingを通して、貴重な体験としての「自分自身の生命の体験を与え」、その先に「自己を知る」「自己認識」があるのではないかと思っている。

身体を知ることは、自分を知ること。体を動かすことは、感情を動かすこと。

知覚とそこから起こる感情が心を彩ってくれる。

ホメオスタシスそして自律神経系の適応という観点から、なにか一つ動作教育の身体的、心身的アプローチが作れそうな気もするのだが、まだまだ削っていく必要がありそうだな、、、と思った今日。

今年も、こんな感じで思いついたときに、頭の中を文章に落とし込んでいきましょうかね。何が正解かはわからないけど、答えは相手の中にある。

参照 ダマシオ教授の教養としての意識(ダイヤモンド社)

(英語が読める方は、英文で読んだほうがいいかもしれません。日本語訳が若干複雑なので、、、私も英語と日本語の両方を読み比べております、、、。「Feeling and Knowing Making Minds Conscious」)


https://ameblo.jp/hiera-bodytalk/entry-12761675208.html 【感情は肉体から生まれる①】より ~気持ちより体が先に変化する~

こんにちは、赤井ひろ美です。感情って心から湧くと思ってません?実は体から発生しているんですよ。体に変化がまず起こってその後に感情が出てくるんです。

《感情は肉体から生まれる》私がそのことに気づいたのは小学校5年生くらいの時でした。

絶叫マシンが大好きで遊園地に連れて行ってもらうと当時最先端だったバイキングとかフライングカーペットばっかり繰り返し乗ってました。(年齢がわかるね・笑)

そんなある日いつものようにバイキングに乗ったら急に怖くて怖くてたまらなくなったんです。たまたまかなと思って何回もトライしてみるけどやっぱり怖すぎて吐きそうになる。

「なんで!?あんなに楽しかったのに!」頭の中は「???」でいっぱい。

何回目かのチャレンジ中にほんとにほんとに怖すぎてもうダメなのかもしれないと半泣きで思ったその時にふと自分の首と肩が痛いことに気が付きました。

恐怖で体にガチガチに力が入って緊張が続いたので痛みが出たんですね。

その時なぜかふと思ったんです。「体の力を抜いてみよう」絶叫マシンが動き続け恐怖の真っただ中にそれはとても怖いことだったけど安全バーがあるから死ぬことはないと自分を奮い立たせて思い切って体の力をふーっと息を吐きながら抜きました。

そのとたんです!恐怖心が溶けるようになくなったんです。

吐きそうなほどの怖さで満たされた心にまた楽しさがよみがえってきました!

びっくりしてその後何回か実験しましたが・体に力を入れると怖くなる・体の力を抜くと楽しくなる というのが100%再現されました。

その時はまだ《感情》なんて言葉は使っていなかったけれど「体で気持ちが変わるんだ」ってことが理解できたんです。その後も現在までたびたびそれを実感しています。

例えばパワハラ上司と電話で話していて理不尽に罵倒されたりすると まず頭がカーッと熱くなり心拍数が上がってきたので「おっ、私の中に怒りが芽生えるか?」と観察モードに入ると

直後にグワァーっと怒りが湧くみたいなことはよくあります。

《怒り》という感情よりも先に体に変化が発生しているんですね。

感情をコントロールするためにメンタルや心のケアを勉強したりアファメーションすることもあると思います。

それは効果がないワケじゃないけれどそればっかりやってても遠回りなんですよ。

こじらせると感情にフタしちゃって壊れるまで気づかない人もいるし。

感情の発生源である体にもアプローチするのが確実だし早いです。

そのためには自分の意識が体としっかりつながって仲良くしてる必要があるんです。

それが土台作りってこと。長くなったので②に続きます。


https://ameblo.jp/hiera-bodytalk/entry-12761688205.html 【感情は肉体から生まれる②】より ~大切なのは体とのつながり~

こんにちは、赤井ひろ美です。前記事の続き。

《感情は肉体から生まれる》だから体にアプローチするのが早いしそのためには自分と体が

つながっている必要があります。

え?今生きて動いてるんだからつながってるに決まってるでしょ?そう思ったアナタ!

あまーい!自分の体のことなんとなく惰性で使ってませんか?

"肉体"の仕組みって会社組織と同じなんです。社員が集まって課を作り 課が集まって部を作り 部が連携して会社を作り 会社を社長が動かす。

それと同じように 細胞が集まって臓器や骨を作り 臓器が連携して消化器系や循環器系を作り 骨が連携して骨格を作り それらすべてが連携して肉体を作り 肉体を意識が動かす。

例えば会社組織だったら何も言わなくても仕事してくれてるからって社長が各部署やスタッフに意識を向けずに「働いて当然だろ?」って気持ちでいたらそのうちみんなヤル気なくなるでしょ?逆に社長がいつも自分を気にかけて目をかけてくれてたらヤル気でるでしょ?

体の各組織、各細胞にも意識があります。そこにちゃんと自分の意識を向けて良好な繋がりを保っておくことは心と体の健康にとても大切なんですよ。

それが私がしつこくしつこく言ってる《土台を固める》ということに必要不可欠なんです。

土台って意識や在り方だけじゃなく肉体も重要な一部なんです。

そして感情を語る時に絶対忘れちゃいけないのはコレ!『感情に優劣はない』

怒りが悪い物だから消すんじゃないよ。

湧いた怒りにふりまわされて苦しくて困っているなら困りごとを消すために怒りを消す

ってこと。

怒りだって使いようによってはものすごく役立つことがあるからね。

怒りはパワーになります抱いちゃいけない感情なんてひとつもないんです。

喜びも悲しみも 怒りだってすべては必要だから存在してるんです。

困るのはその感情に囚われて 何も手につかなくなったり 身動きがとれなくなったり

苦しさに耐えきれないなど"人"としての活動に支障が出た時。

それならその支障を取り除けばいいだけ。それができるようになると人生の質が「グッ」と上がります。だから私の講座ではそこのところしっかりやっていきます。

お勉強だけじゃなくて体できっちり感じてもらえるように

「知っている」だけじゃなくて「身についている」ところまでやっていきます。

自分の取扱説明書から自分の攻略本まで!迷ってるならきたらいいよ!

「ここに参加して本当に変われるのかな?」なんて心配してもしなくてもどーせ変わっちゃうから。(*^▽^*)人生に効く!心と体と頭のおけいこ

今夜のFacebookLIVEもココロとカラダのお話です!来てね♪