築80年を超える家
先日、リフォームコンパス東京表参道店にH様が母娘のお二人でお越しくださいました。
H様は当初、暮らしの診断シートからお申込みをいただいておりましたが、
メールでやり取りをしているうちに、来店での相談をご希望くださった形でした。
そこで改めてご計画の内容について、詳しくお話を伺ってみました。
H様のご自宅は築86年になる木造平屋住宅で、これまでに増改築を繰り返してこられた様でした。
また風の向きによっては雨漏りすることがあることや、
築年数の古さから、ネズミも出ている様子でした。
築年数が古いということだけで住宅の寿命を決めることはできないのですが、
木造に限らず建物は時間と共に傷みを見せます。
そのため適切にメンテナンスをしていくことは不可欠となるのです。
H様は増改築を何度かされてきた様でしたが、その都度悪い部分だけを修繕したり
またその時の都合で無理な間取り変更などを繰り返していると、
かえって全体の補強や補修を考える上では、それがハードルとなることも考えられます。
H様はスペース的な都合で2階を増築したいというご希望もお話ししてくださいましたが、
残念ながら築80年を超える住宅の上に新たに増築をすることは、
元々の基礎や法的な都合を加味すると、かなり難しい内容となります。
そういった点についてもご説明をさせていただきながら、
まずは現状の建物を専門のリフォーム会社に診てもらい、
どういったことができるのかを提案してもらうことが大切になることをお伝えさせていただきました。
古い建物にはさまざまな課題が残されることも珍しくはありませんが、
家族の歴史を刻んだその建物が生まれ変わる形で再生した場合、
新築を超える感動をされるお客様もたくさんいらっしゃいます。
ぜひH様にも良いリフォームにしていただけたらと思いました。
H様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura