2018年のまとめと2019年の見通し
ごきげんよう、一般社団法人THINKERS NEO理事の渡辺麻実です。
2018年、「学校を超えて学び合える10代のためのSNS」THINKERSの運営主体は、株式会社THINKERSから一般社団法人THINKERS NEOに変わりました。
新生THINKERSは、新しいシステムをユーザー有志が自分たち自身の手で協力し合ってつくる「DIYプロジェクト」のクラウドファンディングに挑戦し、おかげさまで目標金額を達成することができました。
今、2019年3月のβ版公開を目指す「DIYプロジェクト」は佳境に入っています。
どうぞ、公開を楽しみにお待ちください!
思えば、資金不足により閉鎖されかけていたTHINKERSを買い取ったのは、
「ウチの子のような変わった子どもの居場所がなくなってしまう」
「個性の強さゆえに近くに『隣人』をもてないことの多い彼らが、お互いにつながることのできる数少ない場所を、この世からなくしてはならない」
という危機感からでした。
その危機感を、少数ながらもきちんと理解し、受け止めてくれる仲間と分かち合えたこと、それが2018年の何よりの収穫だったと感じています。
個人的な実感に過ぎませんが、私が言ったり書いたりした内容は、そのときは受け入れられなくても、だいたい3年経つと、世の中のあちらこちらから聞こえてくるようになります。
今回もそうだろうと私は楽観的に考えて、THINKERSの価値が広く理解されるときを、のんびりと待っています。
つまり、2019年は、粛々と準備を進めつつ、のんびり「とき」を待つ1年になるでしょう。
尖った意欲や発想、才能をもつ若者たちには、往々にしてデコボコがあります。
そんな彼らを育む場として必要なのは、ガツガツとした弱肉強食の世界ではなく、穏やかに包み込むようなセーフティネット――失敗や試行錯誤が許される、匿名の居場所――なのではないでしょうか。
大きく変わりつつある世界の中で、尖った意欲や発想、才能によって日本の衰退を食い止めてくれそうな若者たちを一緒に応援しませんか?
日本の未来を担うであろう若者たちを穏やかに包み込むセーフティネットTHINKERSの応援を、今年もどうぞよろしくお願いします!