頭の中の閻魔様
あなたの頭の中に、閻魔様を住まわせてはいませんか?
閻魔様は頭の中心にドスンと陣取って
怖~い顔で、あなたの行動を常に見張っています。
そして、常にルールがあり
間違いを犯したら、罰というペナルティーもあります。
イヤですよね~。こんなのいたら😣
でも、私達は嫌だと思いながらも
しっかり頭の中に住まわせています。
これは自分が間違ったことをしたとき
または、相手が間違ったことをしたとき
"罰せられてもいい"
"罰してもいい" と
罰の程度に関係なく
何となーくそんな風に思い込んでいませんか?
"悪いことをしたら償うべきた"と頭にありませんか?
閻魔様は他人の言動をも見張っています。
そして、それ以上に自分を見張っていて
自分に対してものすごく厳しいのです。
例えは、あなたのちょっとした言動で、誰かを傷つけてしまったとします。
あなたは、傷つけてしまったことを悔やみますが、
周りの人はそんなに問題はないと受け取っています。
傷つけられた本人もほとんど気にしていません。
けれど、あなたは傷つけてしまったことに対して
「なんであんなバカなことをしちゃったんだろう」
→「私はバカな奴なんだ」
「私は他人を平気で傷つけてしまう奴なんだ」
→「私は悪い奴なんだ」と
自分を攻め、罰します。
そして、もう二度とそんなことをしないようにと思います。
そうならないように、自分の行動を規制して
なおかつ、
「自分はこんな奴なんだ」をレッテルを貼り
罰を続けていきます。
頭の閻魔様は「お前はどうせそんな奴なのだから」
と言って、罰するために更に見張っています。
息苦しいですよね?
でも、それは一つや二つだけではありません。
同時に十何個抱えているかもしれません。
ねっっ ! 息苦しいですよね?
そもそも閻魔様などいません。
自分が社会に馴染むように、はみ出さないように
他人から嫌われないように、いじめられないように
自分をコントロールするための
偽の産物です。
つまり自分が自分のことを
見張っているだけなんです。
罪悪感が強い人や、自己肯定感が低い人ほど
「自分は罰せられなければいけない
そうしないと生きていく価値がない」
と、多くの人がそう思い込んでいます。
「自分は罰せられる人間なんだ」ではなく
「自分は罰せられる人間なんだと思い込みたい人間なんだ」と
そう考えることから始めてみましょう。
思い込みなんだと、少しずつスライドさせていってみてください。
今後
「私はダメだ~! やっぱりダメな奴なんだ~!」
と嘆いて、自分を罰したくなったとしても
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・・・・って思い込みたいだけなんだ。私。」
という具合にやっていきましょう。
思い込みを新しい思い込みに書き換えてしまいましょう。
まずはそこからですね。😊