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キャンピングカーで日本一周

1月8日 今帰仁村の診療所へ行くの巻(Y)

2019.01.10 04:39


今帰仁の駅の駐車場で、喉の痛みで目覚める。


ここ数日の喉の痛みは今朝になっても変わらない。


最初は先週の飲み会ではしゃぎ過ぎ、喉を痛めたのだろうと軽く考えていたが、ここ3日ほど風邪のようなだるさがある。


熱は無さそうなので、手持ちの風邪薬を適当に飲むくらいで済ませていた。


ところが、昨晩あたりから軽い頭痛も始まっているし、いつまでも車内で咳をしていて、喘息持ちのKに移ったら大変だ。 


朝一番で医者にかかることにする。


Kが早速ネットで調べると、「今帰仁診療所」が「今帰仁の駅」の近くにあることがわかる。


診察は8時からなので、30分くらい前に車で移動。 



到着すると玄関が開いていたので、受付だけでも先に済ませておこうかと門をくぐる。


すると、すぐに体重測定と問診票記入、体温測定、血圧測定となった。


体温は正常だったが、血圧が高い。


もともと高めなのだが、旅行前よりも上がっているようだ。


食生活は、外食や出来合いの惣菜で済ませることも多いので、塩分過多になっているのは確か。

ジョギングも悪天候続きの影響もあって、最近はサボりがちであった。


担当は、ご年配の男性医師。

喉の痛みを訴えるが、先生の関心は血圧の方に向いているようだ。


血圧のからみで心電図を測定することに。


看護婦さんは私が茨城からの来訪者だと知って、

「40年以上前に桜村(現在のつくば市)に住んだことがあるのよ」と話し出す。


「茨城は梅は咲きました? さすがにまだよねえ。」などなど、私の手足が冷たく、緊張で血流が悪くなっていると心配しているのか、気を利かせていろいろ話しかけてくる。


別に緊張などしていないのだが、確かに手足は冷えている感じ。


そのあと採尿があったが、これも血圧との関連で、尿の塩分濃度を調べるのだろう。


食事に関する細かいアンケートも求められる。


半ば面倒に思いながら記入している間、廊下に貼られたポスターを見ていると、長寿県として知られた沖縄の平均寿命に関する順位が、2000年頃から後退しているらしい。


戦後長い間、沖縄県の平均寿命は男女ともに日本一であった。


平均寿命自体はその後も徐々に伸びてはいるのだが、相対的な伸び率は低下した。2000年の調査では、女性は依然1位だが、男性が26位になり、「26ショック」と呼ばれた。


そして2010年には、女性が3位、男性は30位になり、「330ショック」と呼ばれているらしい。


加えて、同年の沖縄県の65歳未満の死亡率は、なんと全国一という不名誉な結果となった。これは食生活の乱れや運動不足が原因とされている。


「健康県・沖縄」は、特に男性においては過去のものとなった。


なんでも、ここ今帰仁村の健診受診率は全国平均の半分とのことで、受診率が低いと関連する補助金を交付されなくなるという問題もあるらしい。


当地に足を運ばないとわからないことが、いろいろとあるものだ。



しばらくして、再び診察室へとお呼びがかかる。


先生からは食事と塩分コントロールについていろいろと指導される。


正直な話、キャンピングカー生活では、葉物はきれいな水でしっかり洗うということが不可能なので、カット野菜のサラダや惣菜を買うことが多いのだが、もう少し野菜を多めにとる方法を考えたほうがいいかもしれない。


結局、本題の喉の炎症を抑えるため、痛み止めや抗生物質、風邪薬などを処方される。


すぐ隣の薬局に寄って薬をもらい、今帰仁の駅に再び戻る。


今日は服薬して安静にする。(Y)



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と、ここまで書いて、予定通りにYは安静に、Kはブログの編集作業などにいそしんでいた、暗闇も押し迫る夕方6時頃、コンコンと車のドアをノックする音が。


以前、暗闇の中でドアノックする人から宗教の勧誘を受けることがあったので、今度は何か?と、緊張しながらドアを開けると……。


なんとっ‼︎ つい先日、この地でYが酒を酌み交わし、お世話になった大田さんであった。


この駐車場横の通りは、彼が通勤に使う通りだということで、案の定見つかってしまった。


悪いことは出来ないものだ(してないけれど(^^;……)。


心配をかけてはいけないと思って、隠密行動をとっているつもりでいたが、いかんせん、この車は珍車中の珍車。 


おまけにナンバーも茨城ナンバー。どうみても100%ウチの車です。


心配そうに声をかけて下さる大田さんに非礼を詫び、体調が回復したら、再度一席設けさせて頂くことをお約束したという次第。


次回は、この車で鍋でもつつくことにいたしましょうか。


その前に、もう一度、ピアノの演奏を聴きに、ランチビュッフェしに行こうかなぁ〜。(K)