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「宇田川源流」【土曜日のエロ】 中国で政府主催の合同結婚式はどうして行われたのか

2024.09.27 22:00

「宇田川源流」【土曜日のエロ】 中国で政府主催の合同結婚式はどうして行われたのか


 今週も「土曜日」になった。早いもので、すでに9月最後で、来週は10月だ。それにしても10月なのに暑い。夏はいつまで続くのであろうか。そんな暑い中でも、まだ何か様々な動きがあるのがなかなか興味深し。

さて、今週は「予定通り」に様々なことがあったということと、予定通りとは異なった内容で突発的に様々なことがあったということになる。

予定通りの方が、立憲民主党の代表選挙と自民党の総裁選挙である。結果はあえて書かないし、このことは来週以降にもしっかりと書こうと思っている。そもそも新首相に関しては10月1日に特別国会が開かれるのであるから、その時に決まる。「増税メガネ」といわれた岸田文雄首相はそこで終わるのである。

さて、それよりも突発的な事項の方が重要である。

一つは中国の深セン市での小学生殺人事件である。9月18日、満州事変のきっかけとなった柳条湖事件の日である。この事件で日本と中国が本格的に「戦争になった」ということを言う人が少なくない。しかし、そもそも、日本と中後kジュの間の戦争は昭和4年の上海出兵などで始まっている状態であるのだから、満州国建国がこの事件がきっかけであったというべきであろう。逆に言えば、「この事件がきっかけで日中戦争が・・・」ということ自体が、日本の「左翼的な歴史解釈」によって中国の反日運動が引き起こされているという証拠であって、中国国内で独自に歴史認識を持っているというような話ではない。

そもそも「歴史」「伝統」「文化」という目に見えないものに価値観を感じないというイデオロギーを持っているのが、共産主義の特徴である「唯物史観」である。逆に言えば、「金になるなど何らかの利益があるから、歴史や文化に関して口をはさんでいる」ということであり、その対象が日本であるということに他ならない。

日本の外務省はそのようなことを全く勉強していないということが、今回はよくわかる内容である。残念ながら岸田内閣になってから、特に上川外務大臣に関しては海外の評判がすこぶる悪い。はっきり言って、岸田文雄氏が外務大臣をやっていた時に匹敵する評判の悪さだが、そのような事が全く見えていないということに他ならないのである。

さて、もう一つは、ロシアの軍用機(哨戒機)の日本領空侵犯である。通常、国際法的に領空を侵犯した場合は、「国土を攻撃される恐れがある」ということで、すぐに攻撃をしても問題はない。特に、今回の場合は爆撃用のハッチが開いていたということであるから、「攻撃の意思が明白である」ということを言えば、国際法上何の問題もないということになるであろう。しかし、日本は「フレアで威嚇しただけ」である。はっきり言って撃ち落とせばよいのにと思ったが、なかなかそういうわけにもいかないらしい。この件も別に何か話をしなければならないのかもしれない。

さて、今回のエロは、その中国の「合同結婚式」

である。

<参考記事>

中国で1万人「合同結婚式」

2024年09月23日 16時41分TBS NEWS DIG

https://news.nifty.com/article/world/worldall/12198-3406253/

<以上参考記事>

 さて今回の記事は、その中国で「合同結婚式」を政府主催で行ったということである。ちなみに、日本で「合同結婚式」というと「韓国の統一教会」が有名であるが、この中国の合同結婚式は政府が主催であるということなので、統一教会とは関係がないということである。ちなみに韓国の統一教会の合同結婚式は、文鮮明氏が相手も決めてくれるそうであり、それは神の御導きなんだそうだが、私には「相手くらいは神の力を借りなくても自分で決めればいいのに」と思うのであるが、まあ、その辺は宗教の問題なので、あまりいろいろというのはやめておこう。昔の話である。10年位前の話でまだ統一教会がこのように問題視される以前の話であるが、統一教会の関係者に「本当にそのようなことで、性格のあう相手と結ばれるのか」ということを聞いたことがある。その答えは「私も疑っていたが、不思議と相性はよいので、円満な家庭ができる」と言っていた。しかし、そんなことを言っても簡単に信じられるものではない。ただし、その信者の人は「娘がいつまでたってもよい相手が見つからなかったので、助かった」と言っていた事は印象に残る。

さて、では中国政府の「合同結婚式」は、そのように相手が見つからない人を対象にして、お見合いパーティーの延長線上にしているのであろうか。

いや、そうではない。参考記事を見てみたり、またはネットで調べてみると「金銭的問題」であることがわかる。

結婚の時の結納金の高額化、または結婚費用の高額化など、結婚には金がかかり、その費用負担をすることができない人が少なくない。特に、昨今の不景気だけではなく、多くの公務員が「反腐敗」で処罰されているので、その親族は基本的に金がなく、結婚出来ないどころか、身分も何もなく「犯罪者の親族」という汚名だけになってしまうのであるから、それまでうまくいっていた恋愛もうまくいかなくなるというものであろう。

そのうえ、反腐敗は、結婚式における招待客にも様々な影を落とすことになる。引き出物や遠くから来てくれた人に対する交通費なども、「腐敗でいわれている賄賂」につながる可能性があるからだ。つまり、結婚式を開くにしても簡単に人を呼び込徒ができないというような状況になってしまっているし、お祝いを簡単にもらうこともできない状態なのである。

そのように面倒くさくなってしまえば、若者は「結婚」そのものを否定する。「面倒くさい」「相手がいない」というようなことになるし、変な話「エロいことは遊びだけでよい」というような感じになってしまっている。そのことからここ10年で中国の婚姻数は約半減し少子化の原因の一つといわれているそうである。まあ、ある意味で「習近平の政策による少子化(独身化)」があるというようになれば最もわかりやすい。「習近平少子化」とでも名付けておけばよいのではないか。不景気に、反腐敗とまあ、わかりやすいことこの上ない。

そのような政権批判につながらないようにするために、「結婚費用(結納を含む)の軽減化」や、出会いの場を設けるというプロパガンダをしなければならなくなっているということになるのであろう。

 日本もそのようになってきて、「東京都がマッチングアプリを始める」ということになっているが、中国のように政府が制度を作ってそれらを軽減するというようなことをすることはない。さすがに自由の国日本であり、統制経済国家中国とは異なる。中国はそのうち、「エロいことの回数や子供を作る行為のこと、子供の数や出産まだ政府が決める」ということや「合同子作り式」などもできてくるのではないか。なんだか怖い世の中である。