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ヤモリ

2024.09.27 01:55

https://myhome.nifty.com/column/kaji/240411388768/ 【ヤモリは縁起が良くてペットにおすすめ!イモリとの違いや種類、飼い方や寿命ついても解説!】より

作成日:2024年05月15日ライター:ニフティ不動産編集部

縁起が良い生き物として知られている「ヤモリ」。

「家にヤモリが出ると幸運が訪れる」という言い伝えを信じている方も多いでしょう。

神聖な生き物として扱われているヤモリですが、実は近年、ペットとしての人気も高まってきています。

そこで本記事では、ヤモリの種類や飼い方、寿命について詳しく解説します。

縁起が良いといわれる理由や、イモリ・トカゲとの違いについても取り上げるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

ヤモリはペットの中ではお世話の内容が比較的簡単なので、初めて動物を飼う方にもおすすめできる生き物だよ。

ヤモリについて、まずはよく知ってみよう!

ヤモリは神聖な動物!縁起が良いといわれるのはなぜ?

「ヤモリが縁起が良い生き物だとされているのはなぜ?」と疑問に思っている方は多いでしょう。諸説ありますが、ここでは代表的な理由を3つ取り上げます。

1.古くから幸運のシンボルとされてきた 2.害虫を食べてくれる 3.幸運体験エピソードが寄せられている それぞれを詳しく解説していきましょう。

1.ヤモリは古くから幸運のシンボルとされてきた

ヤモリは、漢字では「家守」と表記します。漢字の表記どおり、ヤモリは古くから「家の守り神」「幸運のシンボル」として扱われ、日本人に親しまれてきました。

中でも特に、白いヤモリは「龍神様の使い」と呼ばれ、特別視されています。

家庭円満をもたらし、災厄を防いでくれる神聖な生き物として、長い年月の間、日本人に寄り添ってきたのですね。

その名残が現代にも残っていて、「ヤモリは縁起が良い」と考えられているようです。

2.ヤモリは害虫を食べてくれる

ヤモリは、ゴキブリ・シロアリ・クモなどの害虫を食べてくれる生き物です。

つまり、野生のヤモリが住みついている家には、害虫は出にくいといえるでしょう。

ヤモリは、スピリチュアル的な意味だけではなく、実生活でも害を排除してくれる有難い生き物なのです。

このような理由から、「ヤモリが出る家は縁起が良い」と捉えられるようになりました。

3.ヤモリに関する幸運体験エピソードが寄せられている

偶然ヤモリを見かけた方が体験した幸運エピソードが、インターネットにはたくさん投稿されています。

たとえば、以下のような幸運体験エピソードが見受けられました。

・ヤモリを見かけたあとに妊娠が判明した

・ヤモリを見た数日後に、仕事で大きな契約がとれた

・ヤモリを見かけたあとに臨時収入があった

上記のような幸運体験エピソードが人づてに広がって、「ヤモリは縁起が良い」といわれるようになったのでしょう。

ヤモリの生態と特徴

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ヤモリとは、爬虫綱>有鱗目>ヤモリ科に分類される生き物のことです。

屋久島に生息する「ヤクヤモリ」や、四国に生息する「タワヤモリ」など、日本固有の種も存在し、古くから日本人に親しまれてきました。

ヤモリがもつ主な特徴は以下の6つです。

1.食性は雑食である  2.夜行性である  3.趾下薄板(しかはくばん)をもつ

4.尻尾切り(自切)をする場合がある 5.5月~7月が産卵期  6.鳴き声・臭いは少ない

それぞれを詳しく解説していきましょう。

1.食性は雑食である

野生のヤモリの食性は、動物食を中心とする雑食です。

蚊・蛾・クモなどの自分より小さな虫を好んで食べますが、ゴキブリなども獲物になります。花の蜜や果実などを食べる場合もあるようです。

2.夜行性である

種類にもよりますが、ほとんどのヤモリが夜行性です。日が沈んで暗くなってから、餌を求めて活動をはじめます。

人間にはない特殊な色覚能力により、暗がりでも色を識別できるのがヤモリの特徴。その能力を利用して、人家に住みついているヤモリは、人間が眠っている間に害虫を捕獲しています。

3.趾下薄板(しかはくばん)をもつ

ヤモリの足の裏には「趾下薄板(しかくはんばん)」という器官があります。

趾下薄板とは、人間の目では確認できないほど細かい毛の集まりです。細かい毛の先端は、壁などの凸凹面と接しやすいヘラ状になっています。

ヤモリが壁や天井に引っつきながら移動できるのは、この趾下薄板という器官のおかげです。

4.尻尾切り(自切)をする場合がある

ヤモリは身の危険を感じたときに、尻尾切り(自切)を行います。命を繋ぐために、自分の尻尾をおとりにしてその場から立ち去る賢い習性です。

なくなった尻尾は1ヶ月ほどで再生しますが、以前とは違う形になる場合がほとんどです。

また、尻尾の再生には体力がいるので、多くの栄養が必要になります。栄養を補給するために、尻尾切りした場所に戻って、尻尾を食べる個体もいるようです。

5.初夏~夏にかけてが産卵期

ヤモリの繁殖・産卵期は5月〜7月頃です。この時期にオスとメスを飼っていれば、交尾する可能性が高いでしょう。

野生のヤモリは壁の隙間や天井裏に、飼育下のヤモリであればシェルターなどに、1㎝程度の卵を産みつけます。卵は1ヶ月〜2ヶ月ほどで孵化するのが一般的です。

なお、卵を産みつけてから孵化するまでの気温が28度前後であればオスが、それ以外の気温であればメスが生まれやすいといわれています。

6.鳴き声・臭いは少ない

ヤモリは大人しい生き物なので、基本的には鳴き声を出しません。

繁殖期や縄張り争いなどで気が荒くなっているときは、「ケケケケケ」「キューキュー」などと鳴く場合もあります。ただ、鳴き方は種類や個体によって異なるので断定はできません。

また、ヤモリは体臭が少ない生き物です。飼育下で気になるのは排せつ物の臭いくらいなので、定期的にケージの掃除をしていれば、臭いに悩まされることもありません。

ヤモリは、鳴き声・臭いが少なく、飼育しやすい生き物だといえるでしょう。

「ヤモリとイモリって名前は似ているけど、どこが違うの?」

「ヤモリとトカゲの違いは何?」

上記のような疑問を持っている方は多いはず。

ヤモリ・イモリ・トカゲの違いを以下の表にまとめたので、目を通してみてください。

(略)

表を見て分かるとおり、ヤモリ・イモリ・トカゲはそれぞれ違った特徴をもった異なる生き物です。

特にヤモリとイモリは、そもそもの分類が違います。ヤモリは爬虫類なので陸で生活していますが、イモリは両生類で、水田や池などの水場に生息しているのが特徴です。

また、イモリはお腹が赤くなっていて、外敵に襲われそうになると、お腹を見せて毒をもっているとアピールします。

一方で、ヤモリとトカゲは同じ爬虫類です。見た目もよく似ているので、見分けがつきづらいといえるでしょう。

1番分かりやすい違いは「まぶたの有無」です。ヤモリはまぶたがありませんが、トカゲはまぶたがあるのでまばたきをします。

また、トカゲはヤモリと違って趾下薄板をもたないので、壁に張り付いて移動することはできません。

活動時間帯も違うので、夜に見かければヤモリ、昼間に見かければトカゲだと考えておくとよいでしょう。

このように、ヤモリ・イモリ・トカゲは似て非なる生き物なのです。

ペットにおすすめのヤモリの種類7選と価格相場

一口にヤモリと言っても、たくさんの種類が存在します。

ここでは、その中でも特におすすめの、ペットとして人気が高い7種類を紹介していきましょう。

1.ヒョウモントカゲモドキ 2.ニホンヤモリ 3.トッケイヤモリ 4.ソメワケササクレヤモリ

5.ガーゴイルゲッコー 6.クレステッドゲッコー 7.ヨツメヒルヤモリ

(以下略)