製品からのブランディング
2019.02.20 06:55
一つの製品ができるには、作り手の思いや経緯など、必ずストーリーがあります。
もちろん多くのお客様に購入していただくことは嬉しいことですが、お客様にリピーターとして何度も末長く購入していただくためには、その会社や製品のファンになっていただくことが必要です。「あそこのは何を買っても美味しいよね」といわれる為には、良い製品であることは必須条件ではあるものの、はじめにお客様に手にとっていただく為には、製品から感じる世界感、満足度など、価格に見合ったステイタスも必須です。
作り手のストーリーと製品の良さ、お客様のステイタスが一致した時に満足感が満たされ、次はお客様自身が広告塔として活躍してくれた時に「私がみつけたいいもの」にふさわしいパッケージやギフトボックス、紙袋などトータルのデザインが統一されていることで、さらに製品のブランドは高まり、広告の中心として活躍していきます。
私たちの仕事は、まずクライアントの話をよく聞くこと。
ターゲットのお客様がどこにいて、何を欲しがっているかを考えること。
一過性ではなく、クライアントがこれからもずっとその製品を大切に販売していく為に何をすればいいのかを、もっと考えること。
時には製品以外のシンボルのリニューアルやカラーの統一、販売・展示方法の変更などが必要なこともあります。
銘品のパッケージはコロコロ変えるわけにはいきません。
中身が同じなのにいつも違うパッケージではブランドも定着しません。
流行に流されず、長い時間お客様に愛されるデザインでなくてはならないのです。