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北山山荘初釜

2024.01.18 03:40

社中の初釜が今年も無事に終わりました。

片付けもようやく終わりを迎えています。


毎年感じることですが、初釜が終わると今年が始まったことを実感します。

今年の初釜も西宮の北山山荘にて行いました。


振袖をきていた大学生の頃からもう長い年月が経ちますが、その頃には分からなかったこの路地の良さ、歩いた時の砂利の音、門構えなど、伺う度に好きになるお茶室です。

初釜のお床はこちらです。

お軸は松に古今の色なし


お花は「雲龍梅」と「椿」です。

もともとは違うものを用意する予定でしたが前日に花屋でこちらの雲龍梅を見つけ、急遽大先生がこれを入れようと決められました✨

花入を出し直し、どの花入にするか考え竹の花入となりました。

辰年にちなみ龍が登っていくような枝ぶりの雲龍梅。


大先生は大変喜んでおられました。

私にはまだこの枝の良さも生かし方も難しく遠い道のりだなと隣で感じた枝です。


お香合は龍が金色の玉を加えています。

初釜といえば、花びら餅です。

今年は栄久堂吉宗さんにお願いをしました。

ぽってりとして柔らかなお餅に美味しい味噌餡。そしてゴボウが柔らかくクセのないお味で美味しく頂きました☺️✨

花びら餅をいれる縁高の扱いも年に一度です。

お濃茶を一服。

各服点てでお一人ずつに差し上げました。

お濃茶の美味しさ✨

お弟子さん達に差し上げることができる幸せを感じます。

濃茶のあとはお薄を。

お薄のお菓子は勅題の「和」

こちらも栄久堂吉宗さん


銘々皿は仁秀さんのものです。

彩り豊かな和菓子と銘々皿。

お客様それぞれに華やかな組み合わせで楽しんで頂きました。


皆でお茶会でお茶を楽しんだ後はお食事と恒例の福引をしました。

今年の初釜はハプニングがあり、反省をしつつも和やかな一日になりました。

お弟子さんは家族のように思っていますから、そんな事もありながら何年後かに思い出話になるのも楽しみかなと思っています。


今年は西宮阪急さんと社中の初釜と2回も開催することができ、大変にありがたいお正月となりました。