9月29日 主日礼拝
9月29日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師
使徒言行録 7章44-53節
大事にするとはどういうことか?
神様を大事にする。
神様は雲に乗った白い衣を着たおじいさんではない。
何よりも大きい方
時空を超えている方
その方を大事にする。
それはこの世界を大事にすること
時間を、未来を大事にするこ
隣人を大事にすること
私を大事にすること
大事にするとはどういうことか?
ステファノは捕らえられている。
時の権力者たちによって捕らえられている。
理由は神様を大事にしていないから、
だかステファノも神様を大事にしている。
両者とも神様を大事にしている。
両者とも相手が大事にしているとは思っていない。
どうしてか?
大事にするとはどういうことか
ステファノはヨセフとモーセの物語を語る。
ヨセフは夢を解くもの。
夢を解いても誰からも省みられない。
それでもヨセフは夢を解き続ける
それが自分にできること、
自分はそれしかできないから、
神様から与えられた賜物だから、
モーセは民を率いてエジプトを脱出する。
その民はモーセを支持してはいない。
誰からも応援されたくともモーセは民を導いて行く。
それが自分にできること、
自分はそれしかできないから、
神様から与えられた賜物だから、
エジプトからカナンに帰った民はやがて神殿を作る。
それまでは幕屋で礼拝をしていた。
神様から指示された通りの柱と布で作られた簡素なもの。
エルサレムに帰ってからもその幕屋で礼拝が守られていた。
そして民は幕屋からもっと立派な神殿が必要と考え始めた。
その神殿を見て預言者は言った。
神はそこにはいないと
なぜ人は神殿を作ろうとしたのか、
幕屋ではダメ。
それではダメ。
否定をした。
否定を心の中に抱いた。
ヨセフは人々から否定をされた。
モーセも民から否定をされた。
だが、ヨセフもモーセもその否定を受け入れはしなかった。
夢解きを止めなかった。
民を率いることを止めなかった。
大事にするとは何か
アダムとエバは蛇に言われた。
今のお前ではダメだと
否定をされた。
否定を受け入れ善悪の知識の木の実を食べた。
大事にする。
あなたのここがダメだから、
この国のここがダメだから、
世界のここがダメだから、
もっと良いものを私はあなたに与えてあげる。
私は大事にしている。
だが、それは大事にしていることになってはいない。
否定を心に抱く
否定を原動力にする。
それは大事にすることとは違う。
この世界は神が造ったところ、
神が造り、その世界を見て神は良いと言われた。
世界は肯定でできている。
なぜ人は否定を心に抱くのか、
否定を原動力にするのか
信じていないから、
大事にするとは何か
信じること。
ヨセフは自分の夢と時神からの賜物を信じていた。
モーセは民を率いること、神の使命を信じていた
どんなに否定にさらされても、彼らは否定を受け入れず、ただ肯定だけしていた。
大事にするとはどういうことか
世界を大事にする
世界を信じること
未来を大事にする
未来を信じること
隣人を大事にする
隣人を信じること
自分を大事にする
自分を信じること
神を大事にする。
神を信じること。
どんな現実であっても、
ここを信じる
肯定がこれからを造って行く