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「宇田川源流」【日本報道検証】 解散総選挙で石破自民は勝てるつもりなのだろうか?

2024.09.30 22:00

「宇田川源流」【日本報道検証】 解散総選挙で石破自民は勝てるつもりなのだろうか?


 毎週火曜日と木曜日は、「日本報道検証」として、いわゆるニュース解説を行っている。ただし、どうも日本の報道というのは、何かバイアスがかかっているのかまたは現地の取材などがよくわかっていないのか、国際報道に関してはアメリカ的な報道になってしまうし、また国内の報道はなんとなく思想的に偏ってしまう。ついでに言えば、「報道の身勝手」「言論の無責任」なので、その報道が原因で日本が混乱しても、またほかに影響があっても、例えば日本が滅びたとしても、全くその責任を負わないのである。そのような意味で、昔は「マスコミ批判関する一考」という連載をしていたが、ついでなのでニュース解説を合わせて現在の報道を解説しながら批判的に見てゆこうというような気になったのである。

そのような意味でいえば、名前を出すのも汚らわしい自称ジャーナリストが、「なぜ日本では自民党を投票する人が多いのか」というようなことで「劣等民族だから」などといったとか言わないとか。私はそのことに関して批判されているSNSは見たが、その動画自体は見ていないので、何とも言いようがない。当該ジャーナリストに関しては、日本文芸家協会で何度かご一緒したことがあるが、実際にあまり態度が良くなく、一般的に好感を持てるような人物とは程遠い人物であった感じがする。まあ、あのように居丈高に何かを批判する人にたいして畏敬の念を抱く人がいるのであろうが、まさにそのような事だから、自分の周囲を見て「劣等民族」などというのだろう。つまり、彼が批評したのは、「自分のファンを見てそのように言った」ということであり、狭い相手しか見ていないということに他ならないのである。

逆に言えば、ジャーナリストなどはそのような人物であるといって過言ではない。もちろん私を含めてであるが、本来「取材してそれを伝える人」が、いつの間にか何かの専門家か何かになったつもりで、ついでに、評論家気取りで偉そうにする。そのような人が、「言論の身勝手」「言論の無責任」を展開しているのであるから、報道に関してはしっかりとした検証が必要になってくるのである。

さて、今回の寺院党は「そのようないい加減な」とあえて言うが、そのようなマスコミというか評論家の減に惑わされた結果ではなかったのか。そのような気がしてならないのであるが、その内容は実際に見てみればよいであろう。その実際にいる前に、「国民の審判」があるようだ。

<参考記事>

石破茂総裁誕生で自民党内に強まる早期解散論、衆院選投開票は11月10日が有力視

9/27(金) 22:13配信産経新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/7b23aa230d420b72b4b4ca59574a7adfb3aa79d4

<以上参考記事>

 今回の総裁選、正直に言って、民主党が政権をとる前の「福田康夫内閣」に酷似していると思う。野党第一党が我が「保守」と思われるような動きをし、それに対して、自民党側が「リベラル」という事を主張して「改革」を旗印に動いている。本来、政治用語でいえば、「保守」の対義語に当たるのは「革新」であり、改革とか革命とかは左翼革新側が使う言葉である。保守というのは、基本的には急激な変化を望まない人々のことを言うのであり、その急激な変化を言わなければ政策が維持できないというのは、幻覚でしかないのである。

さて今回は、岸田首相を、「増税メガネ」などといって中傷し、そのうえで、その内容を踏襲する党ことを言い、財務省主導、消費税増税を掲げ財政規律を強くした政治を行うということを主張する石破茂氏が新総裁になった。そのうえ、「ぼろが出る前に」というような感じで、早期に解散総選挙を行うということになるのである。

上記の記事では10月半ばに解散し、11月10日の投開票を行うということが出まわっている。実際にそのような内容が出回ってしまえば、そうしない場合に「何故しないのか」というようなことになるのである。

しあkし、そもそも「岸田首相の路線を引き継ぐ」ということで、そのまま国民の支持が得られると思っているのであろうか。この辺が自民党というか「永田町」が、ほとんど国民を見ていないというようなことにつながるのである。そのうえ「先に解散ありき」で組閣をしても、そもそもその大臣がそのまま選挙でもう一度戻ってくるとは限らないわけであり、「仕事をしない肩書だけの大臣」を天皇陛下が認証するということになる。そのようなことをさせてよいのであろうか。

このようなことでいえば、10年間安倍内閣を支持していた人々は、石破に投票した議員には投票しなくなってしまうということになるのであり、そのような状況では、各選挙区の保守票が野田佳彦氏の立憲民主党に流れてしまう可能性がある。ある意味で、麻生内閣の時の「民主党が保守・自民党が革新」というような逆転現象になりかねない。

そもそも「改革」の旗を揚げて保守政党が選挙を戦うこと自体がおかしな話であり、日本を守るということが重要になってくるはずなのである。

上記に書いた「マスコミによる高市ネガティブ報道」に流された議員が多く、議員の間では「高市になったら日本が沈没する」というようなことがまことしやかに言われていた。そのようなことを言われていること自体がおかしな話であり、党員得票が最も多い人を無視するという選択肢が、今後どのようになるのであろうか。

総選挙に関しては、他の政党も今回は「自民党の総裁選の前から準備している」というような戦いになる。そのうえ「岸田路線」では4月に惨敗したように自民党の惨敗は間違いがない。小泉進次郎を選対本部長にするというが、その人気は陰りが出ている状態である。解散総選挙に自民党が耐えられる状態にはないのではないか。

そのような状況で無理をすれば、「戦犯探し」が党内に出てくる。石破周辺は、当然に「裏金議員が悪い」となり、反石破、つまり、高市陣営や麻生太郎氏の近くでは「石破や岸田が悪い」ということになるのであろう。場合によっては自民党が分裂する可能性もあるということになる。

その様な賭けに出て本当に大丈夫なのであろうか。

いずれにせよ、総選挙が近いので、準備をしなければならないのではないか。