2024.9.29 ＮＣ共催事業　玄海古道トレッキング

令和６年　９月２９日（日）　　参加者：２２名　　ガイド：真鍋・近田・倉本

コース：月山志津温泉～玄海（ネイチャーセンター）～周海沼～首無し地蔵コース春木戸～　　　

　　　　一ノ木戸～装束場～月光坂～湯殿山本宮～湯殿山参籠所　　　　（約7時間15分）

　今年で11年目12回目の玄海古道トレッキングです。江戸時代隆盛を誇った出羽三山参りの

中の参詣道として、湯殿山本宮を直接目指し、月山にも詣でることができることで多くの参

詣者がこの道を歩きました。出発の月山志津温泉からわずかにアスファルト舗装道を歩きま

すが、それ以外は古道が続き、ブナの原生林や石跳川沿いなど風光明媚な道を歩きながら、

かつての修行場所や休み処、木戸跡などを通っていきます。ピークを目指すことがない参詣

道の今回の最高点は、羽黒側との合流点となる装束場になります。陽射しが時折射し込みま

したが、秋らしい風と色づき始めた紅葉を楽しみながら気持ち良い汗をかきながら到着でき

ました。装束場から姥ヶ岳に伸びる裾野の雄大さは、この道を登ってくるからこそ感激でき

るものですね。また、そこから下る金月光と水月光の難所の坂も下ってみることで、苦労が

わかります。この苦労があるからこそ、ご利益が授けられると古から人々が絶えず歩いた道

の、ありがたさも感じられたのではないでしょうか。信仰心はなくともありがたさを感じ、

心を豊かにする玄海古道湯殿山神社参りでした。