釜ヶ崎の労働者は今なお「法の下の平等」から排除されている
日本国憲法第14条1項には「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とあります。
ところが釜ヶ崎の労働者は法の下の平等から排除され、差別されています。
釜ヶ崎の中にある南海本線ガード下の「あいりん職安」(ハローワーク)は仕事の紹介を行わず、就労の機会を奪われています。
2015年4月16日大阪地方裁判所が、あいりん職安が仕事の紹介業務を行わないことは「違法であると言わざるを得ない」と断定(判決は確定済み)したにもかかわらず、あいりん職安はこの判決を踏みにじり続けています。釜ヶ崎の労働者は国の差別行政によって死活にかかわる被害を受け続けているのです。
もう一つの重大な権利侵害は、労働者の皆さんが生活に困り西成区保健福祉センター分館(元の市更相)に相談に行くと、ケアセンターや三徳寮等の施設を押しつけることです。
また、西成労働福祉センター(大阪府の外郭団体)は人間の尊厳をズタズタにするシェルター(大阪市が設営)を紹介していました。これも日本国憲法⒁条の「差別されない」にそむく差別行政です。
このように釜ヶ崎労働者の困難は何一つ変わっていません。「釜ヶ崎はきれいになった。変わってきた」等の声を耳にしますが、花園公園は8年もの長きにわたりカギがかかったまま。この差別行政を隠ぺいしようとする役人やチョウチン持ちたちにだまされてはいけません。
「センターつぶすな」
集会・デモに40名が参加
9月28日(土)三角公園で「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」「万博反対」の集会を行い、その後センターまでデモ行進を行いました。2か月振りの開催、40人が参加されました。
銀座通りの花咲かじいさんの花壇の横を行進していると、花咲かじいさんが花壇の中から両手を挙げて振って応援してくれました。デモ隊の労働者もそれに気づいて両手を高く振って応えていました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
花咲かじいさんの花壇に
ヒガンバナが咲いています
9月27日(金)からションベンガード横の公衆トイレの工事が始まりました。水道の仮設の蛇口は工事区域の外に取り付けられており、さっそく花壇の水やりに使用しました。
花壇にはヒガンバナと萩の花が咲き出しました。タチアオイの種まきもされています。
ヒガンバナ
萩の花
今後の予定
センターはこの街の宝です
10月2日(水)午前11時
コスモス(株)
新件 第5回調査
10月10日(木)
星野リゾート抗議と要請
10月26日(土)午後3時
三角公園 「センターつぶすな」集会・デモ
2024年9月30日
釜ヶ崎地域合同労働組合
釜ヶ崎炊き出しの会
いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
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ファックス(6631)7490
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