Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Kodai Oka

異を楽しむ。正しさはほどほどに。

2024.09.30 03:13

久々の投稿です。

今日は「異を楽しむ」についてのお話。


最近は中東やロシア・ウクライナでの戦争、そして国内政治の与野党の批判合戦、何かと対立的な構造が多く見受けられます。 


もう同じことの繰り返しで飽き飽き、早くそんなステージから脱出して互いの文化に干渉せずに、楽しめるステージにしていきたいですね。 そんなことを思って今日のお話。


 実は「異なることは楽しいこと」を潜在的に知っている 

みなさん、海外旅行や国内旅行などしますか? 

している方はわかると思いますが、楽しかったりつまらなかったりしますよね。

その違いってなんなんでしょう?


それは、日常と異なる刺激があるかどうかだと思いません?

 海外や国内旅行をすれば、日常の文化圏と異なる風景や習慣や食生活があったりして、それを私たちは体験することで楽しんでいますよね。 海外はそもそも言語が違ったりして、それだけで刺激的ですが、国内だと同じような景色や街並みのところは、さほど面白みを感じないこともあると思います。それでもご当地グルメを楽しんだり、日常空間にないもの見たり・食べたりして、なんとか期待した旅行気分の埋め合わせようとしたり…。

 このように、ある程度、安全・安心を感じている範疇の話ではありますが、私たちは日常とは異なる刺激によって楽しんでいるんですよね。 なので私たちは前提として、無意識的に「異なる」ことは楽しい、ということを知っているのですよ。


 でも、時に人との関係においては、「異なる」ことはストレスに感じたりしますよね…。


「正しさ」の弊害 

私たちは『私と同じであって欲しい』『わかってもらいたい』という承認欲求が潜在的にありことはご存知の通り。そして私たちは価値観によって自分の「正しさ」を持っています。逆に自分の「正しさ」がなければ、他人の価値観に振り回されて、混沌とした気持ちで人生を送っていることでしょう。


この承認欲求と「正しさ」が通用しないとストレスを感じます。 本質的に言えば、意識的にも潜在意識的にも、自分の欲求が満たせていない状態はストレスです。そしてそのストレスを解消しようとして、「正しさ」を相手に向けると、それが争いを誘発します。 争いが起きれば、「正しさ」を押し通そうとアドレナリンを誘発させ、さらに争う姿勢を強化してしまいます。


戦争にしろ、会社や家族、友人などの個人間の意見の対立にしろ、そこにあるのは「正しさ」のぶつかり合い。いつの間にかアドレナリンやノルアドレナリンを分泌させ、争う姿勢にしてしまいます。

そうして、そもそも皆心の奥底で平和と幸せを望んでいることを一時的に忘れてしまいます。 究極的に、平和で幸せな人生・生活のためにそれぞれが自分の「正しさ」を主張するわけですが、対立してしまって手を組むことを退けてしまっては、平和も幸せもありません。例え自分の正しさが通っても、それは一時的なもので、長期的には同じ対立がまた発生します、そんな馬鹿げたスパイラルからは、飛び出してしまいましょう。


「異なる」ことで得ている楽しみや幸せを改めて見つめよう

 既述したように、私たちは「異なることを楽しむ」性質を持っています。

 気が合う友人でも、異なる体験をしているから、話に刺激があって楽しかったり、同じ体験を通して絆を強めたりして、その友人との付き合いによって得られた肯定的な感情を通して幸せを感じます。

  恋人や夫婦関係においても、自分とは異なる性質に魅了され、異なる感性や考えに尊敬の念を抱き、そして様々な境遇を共に歩んだ体験によって得られた心地よい感情によって幸せを感じます。 

  スポーツや会社での幸せな体験も、そうでしょう。チームメイトや同僚の異なる性質によって感化されたり、信頼したり・されたり、そうして共にした境遇での体験を通して心地よい感情が生まれ、幸せを感じます。

 

 時に、相手の考え「正しさ」に従ってみたら、予期せぬ素晴らしい体験をさせてもらったりしたこともあるでしょう。


 このように私たちは、「異なること」で多くの刺激的な体験と感情を享受しており、そこに幸せを感じているのです。 そして、時に不快に感じることもありますが、それは価値観つまり「正しさ」と相反することが起きている時であり、実は一時的な出来事の渦中にあるだけです。ただし、自分の「正しさ」を誇示し続ければ、不快な状況や感情が続きます。


「正しさ」を持っているのは当たり前で大切、でも「正しさ」を振りかざせば、不快もやってくる。 

 

 自分の「正しさ」は大切にしながらほどほどに扱って相手に向けず、そして相手の正しさに干渉せずに、ただただ意を向けてみる。 自分の正しさも、相手の正しさも、ただただ漂わせて、その違いを楽しんでみる。 そうするだけで、物事の見え方が変わり幸せな出来事が相対的に増えていきますよ。


 異なる性質や文化を楽しみ、身の回りも地球規模でも、平和で楽しく幸せな日々を広げていきましょう。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。