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頭痛についてのシリーズ第1回:二次性頭痛と一次性頭痛

2024.10.04 06:14

今回は、頭痛についてお話しします。

頭痛には、大きく分けて二つのタイプがあります。ひとつは原因や疾患がはっきりしない「一次性頭痛」、もうひとつは原因となる疾患が明確で、緊急度が高く、時に命に関わる「二次性頭痛」です。

まず、注意すべき「二次性頭痛」についてお話しします。くも膜下出血や髄膜炎などが代表的な例で、これらは迅速な治療が必要です。動脈解離や可逆性脳血管攣縮症も同様に注意が必要な疾患です。これらは発熱、突然の頭痛、悪性腫瘍の既往がある場合などに特に注意が必要です。もし何か異変を感じたら、主治医に伝えることが早期発見の鍵となります。

特にくも膜下出血は、雷鳴のような激しい頭痛が特徴ですが、まれに歩けるほどの軽度な症状の場合もありますので、少しでもおかしいと感じたらすぐに医師の診察を受けることが重要です。

次回は、一次性頭痛について詳しくお伝えします。