雰囲気さえ出せれば。
愛し君へ
風立ちぬ、今は秋。
そろそろ金木犀の匂いもしてくる今日この頃いかがお過ごし?
今年の秋が君にとって素敵な秋になりますように。
君はオーラとか見える人?スピリチュアルな話じゃなくて、
「この人は只者じゃないな」とか感じる?
先日友人に誘われて、とある歌謡曲番組の公開収録に行ってきたんだ。
その番組は、大物から新人まで20名以上の歌手が登場するステージで、
1曲歌っては、次の方が歌うメドレーのような形式だったよ。
これが面白いもので、前奏が流れて、歌い出すまでの顔つきや立ち振る舞いを見て
「この人は上手そうだ」とか「この人はあんまり上手くなさそうだ」とか思っていると、
90パーセントくらいの確立で当たるんだよね。
歌が上手い人は、歌う前からもうすごく上手いんだ。
料理を出された瞬間、食べてもいないのに美味しいって感じる感覚に近いのかもしれない。
雰囲気を出せるって、歌手のみならず、すごい事だと思うんだ。
野球で雰囲気のあるバッターはきっと打てるだろうし、
雰囲気のあるお店はきっと繁盛している。実力もさることながら、
雰囲気をよくするというのは大切かもしれない。
きっとニセモノだって構わない。
騙せるだけの雰囲気を持っていればいい。
作り物のルアーで大物を釣ればいいのさ。
そこでもう一歩踏み込んで、どうやったら雰囲気が出るかなと考えたら、
まずは自信を持つことだなと思った。
自信を持つためには、歌手であれば練習。受験であれば勉強。
つまりは努力。努力していれば自信がついて、それが雰囲気になる。
真面目に考えてしまったけど、
適当に考えてやったら、適当な自信しかつかないのかなとも思う。
自信をもって、君に音を届けるよ。
ああ、久々に映画「アイ・フィール・プリティ!」を見たくなってきた。
この映画の主人公は、自分に自信がないぽっちゃり女子。
ある日、自分を変えようと通い始めたジムでハプニングに見舞われ、
頭を打って気を失ってしまうんだ。目が覚めた時、その女子は、
自分の見た目が絶世の美女になっていると思い込むようになり、
性格も超ポジティブになるんだ。
人は自信を持つだけで、人生が変わるという、お手本のような映画だよ。
秋の夜長にピッタリな映画だ。君もまだ見ていなかったら、是非見てみてね。
ランデブーも徐々に近づいてきて、デートの回数も増えるね。
秋の行楽がてら、色んな場所で一緒にデートしようね。
雨だけは降りませんように。デートの約束をしよう。
次会う日まで会えない時間を大切に。