重陽の候
こんにちは(*^ ^)待ち遠しかった秋の訪れを感じられるようになりました。今年はより心から嬉しく感じます。
先月はヨーガの恩師の命日がありました。先生のお墓のある寺院にて先生と縁のある方々と集う会に有難く参加させて頂きました。
その日は重陽の節句、9月9日です。チョウヨウと読みます。恥ずかしながら知らない言葉でしたので調べました、私たちに馴染みのある桃の節句や端午の節句と共に古代中国から伝わった五節句のひとつでした。「陽が重なる」と書き重陽チョウヨウと読むこの節句、平安時代から江戸時代にかけては盛んに祝われていたそうです。中国では奇数のことを陽数といい縁起が良いとされてて、陽数の最大の数9が2つ重なる9月9日を重陽の節句とし無病息災や子孫繁栄を祝う日としていたそうです。旧暦の9月9日は現在の10月中旬頃にあたり、菊が美しく咲く時期だったため、菊を鑑賞したりもしたそうです。明治初期日本政府が旧暦から新暦に改暦したことで、現在まで残る節句もあったのに重陽の節句は廃れていってしまったのだそうです。
私も恩師の命日が9月9日だったことから、重陽を知ることになりました。
改めて知らないことは沢山あるのだな・・・と。
ヨーガの会で恩師の遺品を譲りうけました。恩師は生前毎年インドのリシケシーのアーシュラムにヨーガを学びに行かれてたので貴重な書籍だけでなく、インドの楽器も沢山お持ちでした。私も養成時代、先生とたくさんのキールタン(歌のヨーガ)を歌いました。歌う時に、皆で手に楽器を持ち鳴らしながら歌いました、今でも先生のお姿だけでなく歌声も思い出します。先生はとても気持ちよさそうに、楽しそうに歌っていらっしゃいました。
今、私の教室ではキールタンを歌いませんが、せっかく頂いた楽器をレッスン中で使うようにしました。”ティンシャ”という楽器です。気持ちがスッと落ち着くインドの音です。レッスンの最後、シャバアーサナの前に鳴らしています。皆さんのリラックスがより深いものになったら良いなと思います。そして先生のヨーガをこれからも続けていきたいと思う重陽の候となりました。
お心がヨーガをしたい、してみたいと思われた方、自宅レッスンは女性のみにはなってしまいますが、どなたでも大歓迎です、是非ご予約下さい。
心よりお待ちしております。