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上下額前突(口ゴボ)症例 横顔事前シミュレーションと実際の治療経過あり インビザラインによる抜歯矯正

2024.10.04 02:11

口元の突出にお悩みの患者さま

正面からというよりは、横顔(側貌)を気にされている方も多いかと思います。

今回の症例は横顔改善のケースです。


口元の突出を改善するには

①小臼歯抜歯矯正

  左右の小臼歯を抜歯をして得たスペースに前歯を押し下げていく方法

②歯列の遠心移動(非抜歯矯正)

  奥歯から順に奥に押し込んで最後に前歯を後ろに下げる方法

の2通りありますが、通常は①抜歯矯正の方が口元を下げやすくなります。

 ※もちろんケースバイケースですので症例によっては抜歯矯正不可のこともあります。


ただ、患者さまにはなかなか治療後のイメージできないところだと思うので抜歯矯正に踏み込むのには勇気がいることだと思います。


そこで、どれくらい口元が下がるのか?をシミュレーションしてみました。


⇩20代女性 口元突出が主訴です

 矯正前検査でいろいろな資料を取ります

 そのうちの側貌写真(上)とセファロ分析(下)

 明らかに口元が突出しており、

 青線のEライン(エステティックライン)から上下の唇がはみ出しています

⇩この方を①小臼歯抜歯矯正で行うとどのような横顔になるか

 を同じ写真を使ってシミュレーションしたものです

 口元が違うだけで別人のように見えますが、同じ方の同じ写真です

 口元が下がり、Eラインの内側に上下の唇が位置しています

⇩①小臼歯抜歯矯正の治療終盤ですが、実際の写真です

 シミュレーションよりはやや前方に位置していますが、十分に下がっています

 患者さまは現在の位置に満足されておりますのでこれ以上下げていくことはしません

このようにシミュレーションがあることで、患者さまも安心して抜歯矯正を選択することができます。

デジタルの力をうまく使うとアナログでは考えられないことが可能になりますね。


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