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2024.10.2~3 大朝日岳

2024.10.04 04:15

令和6年10月2日(水)~3日(木) 参加者:5名  ガイド:伊藤尚人 

1日目:日暮沢登山口~清太岩山~ユーフン山~竜門小屋 宿泊(6.5h)

2日目:竜門小屋~西朝日岳~大朝日岳~大朝日小屋~熊越~古寺山~ハナヌキ分岐~

              竜門滝~日暮沢登山口(11h)

 南北に伸びる広大な朝日連峰の主稜線をいつしか縦走するのが岳人の夢であると考えます

が、西川町大井沢の日暮沢登山口を起点にプチ縦走とも呼べる周回コースがとれます。そん

ないいとこ取りの大朝日岳周回を竜門小屋に一泊して歩いてきました。歩き出してすぐに急

登が始まりますが、同時にマイタケが出ていて想定外のサプライズ!祝福の出だしとなりま

した。10月というのに夏を思わせる暑さで、やっとの思いで清太岩山に着けば大朝日岳や以

東岳の素晴らしい眺めが広がりました。これから歩く先のユーフン山や竜門山の迫力もすさ

まじく、心躍る思いで歩みを進めます。朝日連峰の持つ重厚な奥深さを味わうには十分過ぎ

る眺めでした。しかし予報通り天気は下り坂のようで、竜門小屋に着くころにはあたり一面

真っ白のガスに覆われて、翌日の展望に期待を込めて就寝しました。翌朝も真っ白かと思え

ば小屋の西側のみ雲海になっておりこれまた幸運なスタートになりました。稜線はガスガス

でしたが、西朝日を過ぎた鞍部で周囲が晴れ渡るというさらなる奇跡が起きました。その後

は晴れそうで晴れないというなんとももどかしい空が続き、念願の大朝日岳も真っ白な中で

の登頂となりました。しかし次回は必ず快晴の空の下にやってくると皆で誓いをたてて降り

てきました。ガスのせいもあるのか、今年も葉の色づきは鮮やかさがパッとしない感じもし

ますが、稜線はもう紅葉が始まっています。山深い分、稜線は歩きごたえがありますが、下

山はその長さ故に大変な思いをするのも事実です。ハナヌキ分岐から日暮沢への激下りもな

かなかのものでした。大変な思いをしてまでもまた行きたくなる、それこそが朝日連峰の魅

力なんですよね。