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【諸乗法数】6-22

2024.10.05 07:57

【諸乗法数】6-22

六妙門修 

(圓)覺鈔


數息 

隨息 

止(心) 

(修)觀 

還 


註 天台において(後には禅でも)修行のために行う呼吸法の六種。出典は『円覚鈔』とあるが、これは引用と思われる。正しい出典は『六妙法門』(天台大師智顗撰、大正蔵四十六冊所収)。禅家において坐禅の方法として特に重視されている。

数(数息観) 声を出さずに吐く息を1から10まで数える。

随 息を数えることをやめて、ただ息そのものをイメージする。

止 息が鼻先を通して出ることと入ることをイメージする。

観 心の動きを観察する。

還 心を観察する心はどこから生れたことを究明する。

浄 以上によって心を落ち着かせることができたなら、以上の方法に頼る心を生じさせてはならない。坐禅の目標はその先にあり、言葉で伝わりにくい世界のため仮に「浄」という言葉で表す。