ハピネススイッチvol.16
家庭のルール(ゲームは約束した時間のみ)を破った事に対し、しつけと称して子どものゲーム機を破壊する行為。
こんなニュースが話題になってました。
家庭のルールもあれば、しつけに対しても方針があるでしょうけれど、破壊までしなくていいと私は思う。
ルール(ゲームは約束した時間のみ)を破ったことが悪いわけであって、ゲームを破壊する事が約束を破る事への抑止にはならないと思う。このケースも、しつけよりも怒りに任せた行動にしか見えない。
もっといえば自分の子が約束を破ってまでゲームする事実を受け入れがたかった。自分(親として)も子どもも許せなかったのではいだろうか。きっと厳しい“こうあるべき”と言う意思が強い家庭なのでしょう。
そこで世の中“怒るとしつけ”の区別が出来ていない人が意外と多い
突然ですが
“怒る(怒り)”とは何でしょう?
“怒る(怒り)”とは
・怒りとは人間がもつ感情の一つ
・感情のはけ口
・自身の価値観の押しつけ
・瞬間的なもの
サザエさんを例に出してみましょう。
サザエさんが取っておいたお菓子を、カツオがみつけこっそりと食べてしまいます。それを目撃したサザエは!!直ぐさま『私のお菓子食べたわね~』とカツオを追い掛け回します。当然怒られる仕返しをされると思い逃げるカツオな訳です。
人間は怒ってから怒りのピークを迎えるのに約4~6秒と言われています。
いわゆる“カチン”です。 “カチン”としたら6~10秒堪えてみる。
この場合、お菓子を食べられた!!“カチン”とくる!追い掛け回す!!でなはく追い掛け回す前に、7秒くらい待ち冷静になって所で、サザエさんが『私も楽しみにしていたの、食べるなら一声欲しかったわ』とカツオにあったらどうでしょう、もしかしたら今後はカツオも一声、確認してお菓子を食べるようになるかもしれません。(笑)
しかしこんな事あったら、サザエさんが、サザエさんで無くなってしまう(笑)
古き良き日本のドタバタ劇みたいなのも素敵です。
と、耐える以外にも可能ならばその場から身を引く。
など“怒り”への対処は様々あります。
では“叱る”はどうでしょう?
・相手への期待
・規則・ルール・正への促し
・感情的である必要がない
こちらもサザエさんでもお馴染みの波平さんがカツオに『バッカモーン』と雷が落ちる。なんてありますが、一見怒っているようですが、違います。
先のお菓子の話で言えば、『なんで人のお菓子を、断りなしに食べるのだ。一言いいなさい』
声を荒げるかは別として、理にかなった物言いであり、相手を正す方向へと導く様です。
怒りの様に一方的な感情の流れではなく、相手への期待が込められているのが大きな違いでもあります。
怒るは自分の為、叱るは相手の為。
人間は感情の生き物です。怒るな!なんて出来ない事かもしれませんが、怒りに身を任せっぱなしはいただけません。怒るも叱るも違うものであり、しっかりと区別して相手(子ども~大人)と接する事が新たな関係性を生み、教育や育成へと繋がっていくと思います。
ハピネススイッチON!!