痛みを喜びに変える力

身体も心も痛みを感じるとき

それは大切なサインであり、

無視すべきではないものです。

他人の言動に傷ついた、

期待が満たされなかった、

意図がくじかれた、

身体の痛みよりも心の痛みの方が

自覚することが困難な場合もあります。

だからこそ、

その痛みを無視しないこと。

心の痛みを無視すれば

必ず身体の痛みとしてあらわれてくる。

身体の痛みは

否が応でも感じざるを得ないので

そのときになってようやく

痛みと向き合う人がほとんどです。

それでも誤解されやすいのは、

身体の痛みの解決策が

一般的な健康の概念にはないことです。

確かに、

健康意識を高めることで

身体の痛みが和らぐことは十分にありますし、

健康を取り戻せた感覚はもてるでしょう。

けれどもそれは

根本解決に至っておらず、

同じ痛みを繰り返すか

さらに大きな心の痛みとして根付きます。

痛みと向き合うこと、

そのこと自体が痛みでもありますが、

痛みを受け入れ認めること。

シンプルなこの在り方が

痛みを喜びに変える力になります。

自分の中にある

『認める力』は地に足を着けた

着実に解決へ導いてくれる力になってくれる。

傷ついた、失望した、

後悔や罪悪感などの痛みは

自由、存在価値や自己愛など

自分への尊厳を取り戻す行為です。

つい目を背けたくなる痛みも

一度でもその恩恵を体験すれば

痛みを恐れることなく感謝の気持ちをもって

向き合うことができるものです。

Hatsumi/Bodymaster